主権は揺らいでいる

風間裕継

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揺らぐ水面
主権は、
誰かの手の中に
収まっていたことなど
一度もない。

国家でもなく
国民でもなく
指導者でもなく

重なったとき、
そこに
あるように見えただけ。

だから今、
主権が揺らいでいるのではない。

揺れているのは、
握ろうとする
私たちの指先だ。

移動しているわけでもない。
奪われたわけでもない。

条件が変わるたび、
主権は
別の姿で鳴り出す。

静かなときは、聞こえない。
緊張が高まると、
低い音で震えだす。

強く掴もうとすると、
ぬるりと逃げる。

もともと
捕まえるためのものでは
ないからだ。

主権は命令ではない。
主張でもない。

ただ、
関係が張りつめたときに
一瞬、立ち上がる揺れ。

それを
支配と呼ぶか
秩序と呼ぶか
不安と呼ぶかは、
見る側の都合だ。

主権は今日も、
どこにも属さず、
どこにも留まらず、

足元の泥の中で
ちゃぷんと尾を打つ。

気づいた者だけが、
少し立ち止まる。

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専門家

風間裕継(「想いの経営」パーソナル・ナビゲーター)

「想いの経営」京都研究座会

売上が伸びない、新事業が見えない、社内に相談相手がいない、そんな経営者の悩みに添って、次の一手を一緒に見つけます。「想い」を活かすブルーオーシャンの入口を75歳の経験とレゾナント思考で可視化します。

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