Resonant Civilization — SDGsの次に吹く風

風間裕継

風間裕継

SDGsを継ぐ風
SDGsは、「誰一人置き去りにしない」と謳って始まった。

だがその前提には、どこか不自然さが潜んでいた。
まるで“置き去りにされる者”という存在が、
あらかじめ世界に固定されているかのように。

——ほんとうは、そうではない。

この世界には、
誰一人として “響いていない者” はいない。
ひとは皆、それぞれの位相で振動している。

ただ、その響きを
まだ“自覚できていない”だけなのだ。

私たちを形づくる素粒子は、
「粒」と「波」として常に舞い続けている。
その絶え間ないダンスの響きの中で、
私たちはお互いに編まれ、支えられ、生きている。

自身の心音に耳を澄ませば、
その舞いの余韻と、1/ƒゆらぎの優しい波長が、
胸の奥深くまでしみわたってくる。
ただ聴いているだけで、
エゴはすっと薄れ、不安は小石のように静かに沈んでいく。

新しいシビライゼーションは、
誰かを救うことでも、
誰かを引き上げることでもない。

ただ、お互いの“響き”に気づき合うこと。

その気づきが連鎖し、共鳴が広がるとき、
SDGsの風を受け継ぐ、新しい風が生まれる。

それが——
Resonant Civilization(響鳴文明)
なのかもしれない。

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風間裕継
専門家

風間裕継(「想いの経営」パーソナル・ナビゲーター)

「想いの経営」京都研究座会

売上が伸びない、新事業が見えない、社内に相談相手がいない、そんな経営者の悩みに添って、次の一手を一緒に見つけます。「想い」を活かすブルーオーシャンの入口を75歳の経験とレゾナント思考で可視化します。

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