経営参謀 第15回：「器に係る社長の参謀」編

リーダーとしての“器”を磨く。“器の参謀”が投げかける3つの問い

「器が小さいなぁ…」と自分で思ってしまったこと、ありませんか？
経営者にとって、“器”とは資金力でも経験値でもなく、
「どれだけ自他をゆるし、どれだけ自他を受け取れるか」という心の容れ物。
“器の参謀”とは、社長が“器のゆらぎ”に出会ったときに、
そっと隣で深呼吸をナビゲーションする存在なのです。

社長業をしていると、時にこんな瞬間が訪れます。

・ 些細な一言にカッとなった
・ミスした社員を許せなかった
・自分の判断ミスを認めたくなかった

そのあと、ふとこう思うのです。

「あぁ、器が小さいなぁ…」

でも私は、社長にこう伝えたい。

器は、“持ってるかどうか”ではなく、“受け容れるかどうか”である。

“器の参謀”とは、社長が“自分自身にがっかりしかけた”とき、
それすら愛せるようになるためのナビゲーションを提供していきます。

社長が“ぶざまに見える瞬間”にこそ、最も人としての美しさが現れています。

器とは、「正しさ」ではなく「受け容れの総量」。
強さよりも、“ゆるみの深さ”で決まるものだと私は考えています。

そして、“器の参謀”は、そのゆるみの深呼吸をナビゲーションする存在。