経営参謀 第13回:「空(くう)に係る社長の参謀」編

風間裕継

風間裕継


失敗も迷いも味方にする。“空(くう)の参謀”がナビする手放しの経営術

経営は、常に判断と決断の連続です。
でも、ときには“判断を手放す時間”が必要だと私は思うのです。
それが「空(くう)」――眠っているとき、人は“空の世界”に還っています。
“空の参謀”とは、社長がすべてを握りしめず、
眠るように力を抜いて、意味と未来を受け取る瞬間を支える存在なのです。

私は、経営において“空(くう)”という感覚がとても大切だと思っています。
“空”とは、仏教的にいえば「すべての縁起が移ろいゆくこと」。
けれど私は、もっと日常的な表現としてこう捉えています:

空とは、「眠っている時に誘われる時間も空間もない無源の世界」。

眠りの中では、すべての肩書きが外れます。
売上も会議も計画も、いったん“無”になります。
でも、人はそこで“整い”、“受信”し、
目覚め直前のまどろみの中で新しいアイデアや直感が湧いてくる。

それは、「空(くう)の世界からの贈り物」なのです。

眠りとは、経営者が唯一“空(くう)”に触れられる神聖な時間。
だからこそ、「空(くう)の感覚」を、日中の経営にも取り入れられるのです。

それは、「考えること」や「行動すること」を否定するのではなく、
その前に、“眠るように”ゆるむことで、経営者自身の器を整えるというアプローチです。

眠りの中に“空(くう)”があるように、経営にも“何もしない力”が必要なのです。

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専門家

風間裕継(「想いの経営」パーソナル・ナビゲーター)

「想いの経営」京都研究座会

売上が伸びない、新事業が見えない、社内に相談相手がいない、そんな経営者の悩みに添って、次の一手を一緒に見つけます。「想い」を活かすブルーオーシャンの入口を75歳の経験とレゾナント思考で可視化します。

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