「粗利1000%増をめざす経営」に通底する人間観
粗利1000%増をめざすことのリスクとして下記の五つが良く言われます。
① 社員が極端な目標と受け取り、ついてこないリスク
② 成果がすぐに出ず、社長の力量を問われるリスク
③ 3~5年後に成果が出なかった場合、社長の責任を問われるリスク
④ 既存のビジネスモデルとの対立が起こるリスク
⑤ 取引先や業界の反発を受けるリスク
いきなり結論を言ってしまいますが、五つとも杞憂です。
なぜなら、粗利1000%増は高い目標ですが、これは大胆に発想するためのもので、
思い込みなどをスクラップアンドビルドしていく側面を持ちつつも、
メインツールである曼荼羅PDCAシートの構造上、「ステップ・バイ・ステップ」
「既存の強みを活かす」「実践すればそれなりの成幸は必ず在る」「共存共栄・三方良し」と
言った感情的知性の伴うプロセスやパフォーマンスを現わして行きますので、
五つのリスクは常に担保されていきます。
最後に、私から言及しておきたい六つ目のリスクがあります。
それは、経営者自身が持つ「本当に出来るのか」というメンタルがある場合のリスクです。
これは、私自身が体験してきたことでもあるのですが、
最も重要なのは 「最初の一歩を踏み出し、小さな成功を実感すること」 です。
多くの経営者が最初は半信半疑だと思いますが、
「まずやってみたら、意外とうまくいった」という経験をすると、一気に視界が開けます。
ですので、まずは 「試しにやってみる」ところから始めていくことをおすすめします。