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老後の見直しと介護のはなし

2015年8月19日 公開 / 2015年8月21日更新

テーマ:介護

コラムカテゴリ:お金・保険

2015年3月時点で日本での要支援・介護認定者が606万人にのぼったとの事です。
各都道府県の人口をランキングにしてみました。

1 東京都 13,378,584
2 神奈川県 9,098,984
3 大阪府 8,850,607
4 愛知県 7,444,513
5 埼玉県 7,237,734
6 千葉県 6,197,784
7 兵庫県 5,541,205





っと言う事は6位の千葉県の人口とほぼ同じ数の認定者がいると言う事ですね!
千葉県民全員が介護認定者と言う様な比率です。
実に国民20人に一人の計算です。
以前は、介護は他人事のように思っていた人も多かったはずですが、
全くそんな事ではない時代になりました…。

しかも1年で22万人増えたとの事です。
兵庫県宝塚市や東京都調布市の人口がおおよそ同数になります。
毎年宝塚市レベルの市の人口が介護認定を受けていくと言う様な感じになります。

そう考えると、とんでもない事ですよね…。
1年でこれだけの数が認定を受けていくとなると、10年で220万人、20年で440万人…、
この通りにはならなくても相当な方々が認定を受けると言う事です!

600万人の要介護認定者の内訳をみると、女性が419万人、男性が187万人です。

女性の方が長生きで65歳以上の人に占める割合は57%と多く、注目される点は、
実は介護を受ける事への抵抗感が男性に比べて小さいと言う事のようです!

中でも在宅サービスの利用者が伸びてきています。
そして、特養ホームの入居待ちは全国で50万人いるそうです。

2025年には団塊の世代が75歳以上となるために、増加のペースは一段と上がります!

家族や自分が介護を必要になることは、どうも避けられないようです。
ここで考えてもらいたいのは、誰に介護をお願いするのか…?

私も仕事柄お客様とこのようなお話をすることは少なくないのですが、
一昔前は、子供に面倒を看てもらうと言った方が多かったように思います。
しかし、最近では身内に迷惑をかけたくない!っと言った考えの方が増え、
他人(プロ)にお金を払って介護を受けたいと言う方が増えてきています。

長生きのリスクには、生活するための老後資金とともに、介護に充てていく準備も
必要不可欠となります。

当社では最近、介護の準備を依頼されるお客様が本当に増えてきました。
是非働いて所得を得られる間に効率よく準備する事をお勧めいたします!

この記事を書いたプロ

大塚巌也

サードライフを考えるライフプランのプロ

大塚巌也(有限会社アイエスコンサルティング)

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