社会保障給付費が・・・!
8月3日の日経新聞によると、政府の財政健全化計画に年金や医療など
社会保障費の増加額を2018年まで年約5000億円に抑える目安を設けました。
高齢化で年1兆円必要とされた「自然増」を半分にするというのだそう。
過去を見ると予算に関係なく景気に揺さぶられてきました。
「自然増」っていったい…?
国民負担が重くならないためには何が必要??
借金が毎年30~40兆円増え、先進国最悪です。
その中で、社会保障費は31.5兆で、一般会計の役33%を占めています。
このままいくと、5年後には約37兆に増えるらしいです。
「自然増」とは人口の高齢化等の他動的な要因による前年度予算額からの増加分。
簡単に言えば社会保障制度がこのままで、国の支出がどれだけ増えるのかと言う事です。
生活保護や失業給付なども景気変動が出やすいのです。
景気が良くなれば「自然増」は縮みますが、悪くなれば膨らみます。
06年の夏、小泉政権は社会保障費増加の圧縮幅に数値目標をたてました。
でも成功したのは07年度の1年だけです。
08年度は5300億円増に抑えるはずが、約1兆4千億円増になりました。
09年度はリーマンショック対策で約3兆7000育円となりました。
結局、予算を抑えて見せているだけで、後で枠外である補正予算を増やしてしまう…。
補正予算は「何を入れても枠外になると言うのだからびっくりです。
ただのまやかしに過ぎないのです…!
とにかくこのままでは社会保障費が予想以上に増大するばかり…。
今後人口が減り続け、保険料を納める現役世代が少なくなり続ける以上、
国の社会保障制度は現在のままあり続けることが出来るかどうかを考えたとき、
これからは特に、国だけでなく自助努力で対策を考えていかなければ
大変なことになる日は予想以上に近いうちに訪れるかもしれません…!