私がアートシルクの指導に本格的に取り組み始めたのは、2011年の東日本大震災がきっかけです。以前は川崎市内の病院でレクリエーションワーカーとして勤務し、手にまひが生じた方もデコレーションできるよう「メタリックヤーン」という光沢のある糸を両面テープで貼る手法を考案して実用新案も取得していました。しかし震災を機に、「生まれ育った福島の力になりたい」と退職を決意しました。
川崎の自宅から月に1〜2回、各1週間ほど福島県の飯舘村や伊達市、いわき市、相馬市をはじめ、宮城県や岩手県内の被災地に通いました。自宅にいる間は、東京や埼玉、川崎市内の避難者施設を訪れていました。心のよりどころにしてもらおうと仮設住宅などで手芸を教えるうちに、ふるさと伊達地方に伝わる真綿に目を向け、アートシルクの技法を確立しました。
真綿と毛糸の貼り絵でランタンを制作・点灯するプロジェクトは、2016年と2017年に復興庁「心の復興事業」に採択され全国各地で開催されました。地震で甚大な被害を受けた熊本・南阿蘇や新潟・糸魚川、シリアにもランタンを寄付しています。印象に残っているのは、被災したお子さんが自作のランタンをお守りのように大切にしていた姿や、亡くなった方の新盆飾りにランタンが供えられていたことです。やさしいともし火が多くの人の感動を呼びました。
強み② 復興庁採択のランタンプロジェクトで全国に「やさしい光」を
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小倉美奈子(アートシルク講師)
一般社団法人アートシルク協会
*独自性:絹と糸の貼り絵をAIで進化させ着物やペットの新アートを開拓*継続性:伝統養蚕の天蚕と特許光る蚕が共有する絹の道の植樹文化交流*多様性:多世代に好評の講習を身近で学べる教室店舗住宅運営
小倉美奈子プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です
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シルクのアートと被災地植樹で幸福を紡ぎ繋ぐプロ
