マンションライフを快適に235
今回は、駐車場 その1から進めていきます。
立体駐車場・平面駐車場と、敷地の大きさにより様々な駐車場があります。なかには、都会の真ん中で駐車場が無い場合もあります。
平面も機械式駐車場も共通しているのが、アスファルトが車が走行する場所には引いてあります(たまにコンクリート・ブロックタイル等がありますが)。
アスファルト
寿命
一般的には10年とされていますが、10年でアスファルトを入替している事はあまり見た事がありません。
2回目の大規模修繕でもあまりアスファルトの入れ替えを行っている事は少ないと感じます。
大体、3回目以降の大規模修繕(アスファルトの劣化状況による)で入れ替える事が多いと感じます。
劣化
駐車する際に、一定の場所でハンドルを切りタイヤを動かすと、摩擦でアスファルトの一つ一つの粒が外れる場合があります。
また、切れつ(四角い排水蓋廻り)や、エンド部分の亀裂が発生する事で補修の対象となります。
なかには、敷地(アスファルトの下)の陥没による切れつも発生する場合もあります。
入替
アスファルトを入替するには、重機数台で数人が敷地内に入り作業を行うので、周辺の車の移動をお願いしなくてはいけません。
近隣で駐車場・空地等が無いかを事前に調査しなければいけません。
また、その間の駐車場費用についても取り決めしなくてはいけません。
入替するまでに決める事が管理者として沢山あるので、慎重に行う必要があります。決めないまま実施すると確実にもめます。
白(黄)線・数字
寿命
約10年で白(黄)線が薄れてきます。
余り近寄らない部分ではあまり変わらず、人・車が良く通る分部では薄くなる傾向があります。
特に数字がアスファルトに明記されている場合、劣化により文字が判別できなく位まで薄くなる場合があります。
大規模修繕は、アスファルトは入替せずに薄くなった部分があれば、その部分の白線・文字を引き直す事があります。
白線を引くにも、工事用の大きなトラックで専用の溶解された原料を使い仕上げていきます(ペイント式もありますが溶融式の方が多い)。
消防隊侵入ゼブラゾーン
消防車の消火ホースが建物に届かない場合、火災の際に消防車を止める場所が指定されている場合があります。
斜めの線が引かれ消防署が消防車を止める為に「この場所には駐停車しないで」と分かる様にゼブラゾーン(消火活動に必要な空間)が引かれます。
その場所には、駐停車しないで下さい。
次回は、駐車場 その2から進めていきます。