マンションライフを快適に303
今回は、その他の金物その12から進めて行きます。
その他の金物
自動火災報知機
作動式・低温式・光電式・紫外線式・赤外線式と色々なタイプがありますが、覚えてもあまり参考にはなりません。
作動の方法についての方式ですので、室内に感知器が付いている事をご確認下さい。
消防点検の室内点検で、棒の先にカップ(スポット型感知器用点検の場合)をあてて、管理員室と無線or電話で結び,発報を確認している点検を6か月に一度経験されていると思います。
室内感知器にも2種類あり、煙感知器、熱感知器がついています。
また、住戸単独で付ける必要のある感知器(ガス警報器 最初から共用設備としてついている場合もあり)もあります。
煙感知器
文字通り、煙を感知して知らせる機能となり、室内感知器と管理員室等に設置された親機が発報し知らせる物です。
管理員室に親機が付いていて、管理員がいない時間帯ではどの様になるかと言うと(管理員がいても警部会社から連絡が入る)、警備会社に信号が行きます。
警備会社から人員が派遣されて、確認されている姿を夜間見かけた方もいらっやるのではないでしょうか。
ヘッドの交換
各部屋にもついているので、よくヘッドが凹む等して、感知はするが交換が必要な場合も出てきます。
誤報
家庭用空間殺虫剤(バルサン等)を使用する際にも注意が必要です。
何もしないまま、出かけてしばらくして電話がかかってきて、「すぐにマンションに戻って下さい。」と言う経験をされた方もいらっしゃると思いますが、家庭用空間殺虫剤は煙・ガスが発生するので、「ビニールで感知器をおおう」「管理員に言っておく」等しなければ、てんやわんやになる可能性もあります(ガスが発生するのでガス警報器も)。家庭用空間殺虫剤の取り扱い証明書にも記載されています。
また、時間が経つと誤報し発報する場合もあります。
5年を経過すれば、ちらほらと出てくる可能性もあります。
誤報が出た場合の為に、予備の感知器を用意して問題があれば仮の感知器を付けて、改めて新しい物に交換しましょう。
大体10年が寿命となりますので、一度誤報がおこれば全体を交換する事も頭に入れましょう。
周辺から音鳴り
以前にも記載しましたが、室内が密閉される事で、空気を吸う場所がなくなり、外部の空気を吸おうとして、感知器周辺で「クチィ クチィ」と鳴る場合があり、玄関扉・サッシ扉を開ければ音鳴りが無くなる事が起きたりします。
感知器も配管があり、天井スラブ(上階の床)に埋設されたCD管が外部(玄関先)に向かって設置されていて、その配管から空気を吸おうとしています。
配管が鳴る場合、よく上階の方の物音と勘違いされる方もいます。
よくあるのが、エアコン室内機のドレーンが鳴ったりもします。
音が鳴れば、一度サッシを開け空気を入れ、音鳴りが無くなるかを確認して下さい。
次回は、その他の金物その13から進めて行きます。