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宮崎英人プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

マンションライフを快適に281

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

今回は、排水設備その10から進めて行きます。

排水設備
通気方法
伸頂通気管
屋上にキノコみたいな物(ベントキャップ)が付いているとお話させていただきまいたが、各縦配管の上部が屋上で外気を吸い込み下階まで流れていきます(雑排水管2つ以上をつないで1つの通気管になっている場合もあり)(通気方法は他にも各個通気方式・ループ通気方式・特殊接手排水システム等があります)。
マンションでは伸頂通気管が多いのではないでしょうか。

屋上に上がり、ベントキャップを見ると、「たぶん雑排水管のベントキャップ」、「ここは多分、汚水のベントキャップと分かる様になります。」
しかし、「たぶん」と言う言葉を出ると言う事は自信がないのかも。

マンションの構造上、屋上に排水口を出せない場合もあります。その場合の規定(窓・ドアから3m以上離す・隣との建物から3以上離す等の決まりがある)もあります。

何故空気穴が開いているのか
排水管内の気圧と外気(大気)の気圧とを出来るだけなくす事で、空気の通り道を作り排水物を上から下にスムーズに流れる様にしています。
通気口がなければ、空気が動かずに流れが悪くなります。
共用の横引き管がつまれば、各住戸の横引き管に空気が帰る(ひどい場合は下階で排水も帰る)可能性もあるので上部で空気穴が開いてスムーズに空気・排泄を流す様にしています。

伸頂通気管の場合、同サイズの通気管が必要です。
直径が大きくても、小さくてもいけません。
空気の流れを一定させる為に下階から屋上まで同サイズの縦管が必要となります。

次回は、排水設備その11から進めて行きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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