マンションライフを快適を72
今回は、排水設備その9から進めて行きます。
排水設備
排水管材料
排水用硬質塩化ビニルライジング鋼管・排水用ノンタールエポキシ塗装鋼管・硬質ポリ塩化ビニル管・排水用鋳鉄管・排水・通気用大耐火二層管
(建物内で外気の当たる、駐車場等に天井に〈上階の床下排水管〉にコンクリートにまかれた、排水管をみられた方もおられるのではないでしょうか。)等があります。
雨水管
配管用炭素鋼鋼管・硬質ポリ塩化ビニル管・排水・通気用大耐火二層管等が
使われています。
ほとんどが、素地(素地でも色々な種類の色があります)そのまま(素地のまま)を利用している事と思います。
唯一何もしなくても見れるには、雨水管でしかありません。
大規模修繕では
雨水管の場合、排水に問題がなければ排水管の素地の上から塗装をするか、交換するかを選択する事となります。
交換の場合、全て(排水管だけではなく給水管も含む)が「処分をする作業」、「取り付ける作業」が入り、作業量だけでも倍になります。
それを頭に入れて、設計しましょう。
配管内が綺麗な状態ですと、まず最初に見ないといけないのは、接続部分の材料です。
割れたり、ヒビが入り水漏れがします。
雨水管であれば雨の降っている日に、共用廊下・バルコニーを見ればわかります。
また、各専有部分の雑排水管の横引き管は雑排水管洗浄を実施している場合、毎年1回、洗浄(年1回実施されていないマンションもあり)を行っているので、カメラを入れ覗いても比較的綺麗な状態です。
建物が古くなると、雑排水管洗浄時に、各住宅を洗浄したのちに、共用横引き管を洗浄するのですが、たまに出てくる事がない砂利等が出てくる場合があります。
その時は、どこかの横引き管で折れている(ヒビが入っている)事を想定します。
排水管の取り替え
竣工後20~30年以上(一般的に 悪い部分を特定するにはカメラで調査するしかない)たてば、雑排水管の取り替え(排水だけではなく給水関係も)を検討する必要が出てきます。
交換する場合、まず新規縦管を既存縦管の横に配置(PS内のコンクリートスラブに穴を開けて縦配管よ横引き管を接続させて通す)させ、そこに各室内の横引き管を接続する事となります。
コンクリートを斫る音と、時間が掛かる大変な工事となります。
次回は、排水設備その10から進めて行きます。