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マンションライフを快適に276

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

今回は、排水設備その5から進めて行きます。

排水設備
マンション内排水方法
各住戸から出る排水を各縦系統で取集し、敷地内(建物内ではない)で1階の排水と合流させます。

敷地内
分流方式
汚水・雑排水・雨水を別々に敷地外に流す方式
敷地を出るまで、最低3本の埋設管が必要(建物の大きさにより数か所で排水する場合もあります)。

合流方式
雑排水・汚水を合流させ、敷地外に出す方法。
雨水は単独で敷地外に出す。
敷地を出るまで、最低2本の埋設管が必要(建物の大きさにより数か所で排水する場合もあります。)。

この分流にするか合流にするかは、マンションがある公共側の排水方式によって変わります。
公共側
分流方式 雨水管が1本、雑排水・汚水を1つの下水管を使用
合流方式 汚水・雑排水・雨水を合流させ、各1本の下水管を使用

注意いただきたいのが、分流方式と同じ名前でも、マンション内と、公共側では違う事となります。
敷地内 汚水・雑排水・雨水が各単独で公共までつながっている。
公共側 汚水単独で排水、雑排水・雨水が一つの管となっている。
となります。
ややこしいですが、この様に決まりっています。

また、横引き管には、配管径により配管の傾斜についても(最小の)決まりがあります。

65㎜以下100㎜125㎜150㎜200㎜250㎜
勾配1/50勾配1/100勾配1/150勾配1/200勾配1/200勾配1/200

と決まっています。

横引き管は、出ている部分が少ないですが、バルコニーの雨水横引き管(上階の側溝配管・共用廊下上階側溝配管)は、何もしなくても、見る事の出来る横引き管かもしれません。

次回は、排水設備その6から進めて行きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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