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マンションライフを快適に〈臨時号〉

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

今回は、マンションライフを快適に〈臨時号〉をお届けします。

ニュース等でもありました、パナソニックが2027年を持って、蛍光灯(水銀を使用している)を製造しない事を決定しました。
その他の電球製造メーカーも追従すると思われます(現段階では決まっていない)。

これは、環境省が2023 年 11 月の「水銀に関する水俣条約 第5回締約国会議」において、一般照明用の蛍光ランプの造・輸出入を、2027 年までに段階的に廃止することが決定されました。
既に使用している製品の継続使用、廃止日までに製造された製品(在庫)の売り買い及びその使用が禁止されるものではありません。

もともと、2013年10月に、国連環境計画(UNEP)が熊本で、水俣条約が採択された事により、我が国でも2021年に水銀灯等の使用が禁止され、段階的に製造・輸入が禁止されてきました。

5年ほど前位から、マンション共用部に使用されている照明器具全般をLED化する事が進められてきています。
共用廊下の長い場合や、管理員室(非常用照明器具あり、また、共用廊下にも所定の位置に非常用照明器具をつける必要があります。)、清掃員室、各部屋にも照明器具はあり、全体を替えると相当な費用が掛かります。
2027年末で製造禁止・輸入も禁止となるので、「あと3年あるのか。」「あと3年しかない。」のか人によって感じ方もちがいますが、現在では物価の高騰もあり、交換されていないマンションでは「今」交換するのが最適か、「もう少し待つ」方がいいのか、経済まで読み込まないといけない状態です(日本経済は、良くなるのか悪くなるか 現在は踊り場だと感じます)。

交換されていないマンションでは、理事さんはとても大変な選択(蛍光灯もそうですが、他の問題もあります。)をしなくてはいけませんが、一つ一つの項目に対して決めて行かなければいけません。

蛍光灯に水銀が使われているのを、このニュースで知った方も多いのではないでしょうか。
交換するLEDの照明器具も、発光体自身は長持ちしても、ほかの部分が劣化して付かない場合もあります。
保証書を出してくれる照明器具もあるので、確認して下さい。

次回は、マンションライフを快適に269から進めて行きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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