マンションライフを快適に27
今回は、水道設備その23から進めていきます。
水道設備
供給方式
直結給水方式
公共の水道管の水圧を利用して給水する方式。
都道府県の水道局により変わるが、本管の水圧だけで3~6階の高さ(距離・規模にもよる)までは供給できるとの事です。
一般戸建住宅と同様に、公共水道管の水圧により各住戸に供給される方式。
直結増圧方式
公共の水道管の水圧を利用しながら、ポンプの力で高層階まで供給する方式(受水槽なし)。
最近は、このタイプの給水式が多くなりつつあります。
ポンプの性能が良くなり、15階140戸程度まで対応するポンプもあるとの事です。
直圧のメリット
受水槽のタンクを使用しないで設置でき、受水槽の設置場所に困らない。
年1回の清掃が不要になる(年1度以上のポンプ点検は必要)。
受水槽にかかる修繕が不要である(ポンプは交換しないといけない)。
直圧のデメリット
受水槽がないので、公共の水道が止まれば止まる(一般戸建住宅と同様)。
スケールも同時に供給(受水槽の清掃時には沈殿したスケールその他んぼゴミが混じっている)してしまう。
受水槽がある方がデメリットと感じるか、受水槽がある方が、沈殿するかの考え方もあり、どちらとも言えませんが、停電すれば受水槽があろうが、なかろうが水道供給は止まります。
水道局から供給する水道が止まるが事はほとんどない事を考えると、受水槽が無い方が、余計な費用が将来不要になる事を考えると(受水槽がある場合のメンテナンス費用と、受水槽を撤去・ポンプを設置する費用を考えながら)、受水槽を撤去する方向(ポンプを交換する時期で)で考えていけばいいのではないでしょうか。
各都道府県の水道局も、受水槽型から直圧式に変更する事を推奨しています。
水道にかかわる商品が進化している事から、受水槽と言う物をなくしてほしい(一般住宅と同様になってほしい)ので、ホームページ等で謳ってきています。
7階程度の高さで、受水槽・高置水槽があるマンションでは一度検討された方が良いのではないでしょうか。
水道業者に相談しながら進めて下さい。
次回は、水道設備その24から進めて行きます。