マンションライフを快適に
今回は、水道設備 その19から進めていきます。
水道設備
共用部分配管
埋設部配管
マンション敷地内にも敷地外から水道が入る場所があり、埋設されながら、バルブ・親メーターが設置され、受水槽があれば、受水槽に行きます。受水槽がなければ(水道直圧方式)その圧力を利用しながらそのままて(低層階)そのまま上げて行きます(受水槽なしのポンプを利用する 直結増圧給水方式の場合もあり)。
マンションの構造・大きさにより、受水槽をどこに設置するか、ポンプの大きさによって経路も変わってきます。
埋設管を利用し敷地内駐車場がある場合、敷地内を横断して受水槽まで行きます(なるべく複雑でない様に配管していきます)。
また、受水槽が建物の別場所がある場合、道中にも埋設され(受水槽が敷地内にある場合もあります)。
埋設には、水道管・配水管・汚水管・消火用配管・ガス管・電線等が地中に埋設されています。
電食による水漏れ
以前は、地中に埋設されている場合、電食(異種金属接触腐食 ガルパニック腐食とも言う。)が起き、エルボ等の配管の曲がる部分、接続部分が腐食する事で水漏れが発生していました。
電食による腐食は難しく、簡単には説明できませんが、埋設されている鉄系の配管(水道管・消火用配管)が腐食する事があります。
水道管の場合、水圧が掛かるので、小さく水漏れが発生していても、水圧により穴が大きくなる場合もあります。
ライジング管
ステンレス系の配管に、内外部に硬化塩化ビニール管・接続部材が使用され、電食対策されている部材を使用しているので現在では、問題ないと思われます。
水漏れしているサイン
埋設部分で水漏れしていても目には見えず、中々わからない場合があります。
受水槽に入るまでに漏れているか(受水槽の水はあまり動かないが受水槽に入る前に漏れている場合)、受水槽から建物内に入る部分(受水槽に水が良く入る)で水漏れしているか、どちらかによっても変わりますが、基本、親メーターがデジタル表記の場合、水道が常時出ている場合、涙目の液晶画面が付き点滅しています。
水道局から請求される料金表にも、水漏れしている可能性があると表記されます。
その様な場合は、調査しなくては分かりません。
調査も難しく、すぐに確認できるほど簡単ではなく、専門業者で調査してもらう事をお薦めします。
次回は、水道設備 その20から進めていきます。