マンションライフを快適に231
今回は、水道設備そ18から進めて行きます。
水道設備
共用部分配管
水道管には水圧がかかり、あまり薄い(肉厚)配管であれば破れたり、外れたりします。
したがって、水道局に認定された配管を使う必要があります。
ニュースで見た方もいらっしゃると思いますが、道路で劣化した水道管が破裂して、ビルの高さと同じ位まで水が吹いているニュースを見られた方もいらっちゃると思います。
メイン(道路埋設水道管)の水圧では、そこまで拭く程度の水圧が掛かっています。
一旦敷地内で受水槽(水道直圧方式は別)に入り、水圧はなくなりますが、再度各ポンプで水圧を掛け、各住戸まで送る事となります。
下の階から、順番に上階まで届く様に、水圧が掛かります。
従って、下階から圧力が高い状態で各住戸水道メーター前(減圧弁)まで水を供給しています。
減圧弁
あまり高い水圧であれば、勢いが強すぎの為に、減圧して供給できる様にしています。
ウォーターハンマー(水栓を閉めると「ガコン」と音がなる状態になります)。
共用配管→減圧弁→水道メーターから、0.4~0.3MP以下になる様に決まっています。
昔のマンション・一般住宅から新しいマンションにお住まいされると、全ての水道の出が悪いのではないかとお思いの方も多いのではないでしょうか。
お風呂のシャワー・トイレ・水栓関係も、弱弱しいとお感じの方も一定数おられます。
器具の進化もあり、沢山水を流さなくても綺麗に出来る為に水圧が弱くても流れる様になってきています。
ウォーターハンマー
室内水栓を使用時(水栓を閉める時が多い)に、「ガコン」と大きな音がなる場合があり、水圧が高ければ、水道管が震えたり、内部の水が急に止まる事で、音鳴りが発生する場合があります(配管内の流速は1.5~2m/s以下)。
減圧弁を使用していても、新築であれば一・二住戸ウォーターハンマーが発生する場合があります。
水道メーターの減圧弁を交換したり、調整したり、各水栓手前に減圧弁を使用したりしてウォーターハンマーが発生しない様に進めていきますが、簡単ではありません。
ある程度の時間が必要です。
次回は、水道設備 その19から進めていきます。