マンションライフを快適に302
今回は、水道設備 その5から進めて行きます。
水道設備
その他の混合水栓
キッチン・洗面所の他にも、お風呂等に混合水栓が付いています。
お風呂は、防水機能を有してる為に、お風呂内で混合栓が水漏れしても、その下(コンクリート躯体)に水漏れする事はありません(チャンと排水が接続されていれば)が、たまに、お風呂の外部側(混合水栓接続部)で水漏れを起こす場合があります。
こちらは、年数が早い段階(新築から1年以内)の経験しかありませんが経験はありませんが、本当に少ない事例となりますがあります。
想定外の水漏れ
お客様より、「ジャーと水の流れる音がする」との連絡が入り、洗面所床下収納庫点検口をのぞいてもらうと、水が溜まっているのが見えると言う事で、電話での指示で、「パイプスペース内の水道止水栓を閉める」と、音がなくなった事で、
現地に行き確認すると、お風呂裏側にある、水栓への接続部分に上手く接続されておらず、水道配管が外れ、水漏れしていた事があります。
新築当初は圧力をかけても水漏れしなかったが、何らかのきっかけにより、配管が外れていた事になります。
原因
購入者の問題ではなく、接続させる業者側の問題があります。
いわゆる、ヒューマンエラーとなり、何千戸に一戸の割合であったりします。
各職種もヒューマンエラーが無いように考えて行きますが、起こってほしく無いですが、たまに起きる事があります。
洗面所点検口をのぞく
水漏れを早い段階で見つけるには、洗面所の床下点検口をのぞくしかないです。
洗面所下には、洗面台・洗濯機・お風呂等と、水道が給水・排水されている配管が密集している事で、簡単に洗面所から床下をのぞけるように、点検口が設置されていると思います(設置されていなければ洗面台の物入下が開く様になっています)。
点検口がある様であれば、その上に極力物を置かない様(置いてしまうとどけない傾向があり)に、また、できれば毎月一度程度(できれば使用事の度に)は点検口をのぞきましょう。
確認方法
確認方法は簡単で、上からコンクリート躯体部分をのぞくです。
コンクリート躯体が乾燥状態(白っぽければ)問題がありませんが、コンクリート躯体がねずみ色(コンクリートは基本ネズミ色ですが乾燥していると白ぽくなりますが水に濡れると、ネズミ色が鮮明になります)になっていれば、コンクリート躯体を指で触り、濡れていないかを確認します。
指先がぬれれば、給水か排水どちらかで水漏れしている事となります。
濡れていれば、パイプスペース内の水道元栓を閉め、すぐに業者に連絡して下さい。
洗面所下躯体コンクリートが防水しているか していないか
こちらは、万一水漏れした場合に、防水層があるのと防水層が無いのでは、下階への漏水が耐えられるか、即時に漏れるかの違いがあります。
防水層があれば、建築金額が高くなるのは当然にはなりますが、万一の場合の最終手段となります。
次回は、水道設備その6から進めて行きます。