マンションライフを快適に104
今回は、電気設備 その1から進めて行きます。
電気設備
各コンセント・電気設備 → 室内ブレーカー → 共用電気設備 → 館外電気設備
末端から進めて行くと、この様になります。
まず電気には、下記の表記で表現します。
電流:アンペア(A) 電気の流れの大きさ
電圧:ボルト(V) 電流を流す力の大きさ
電力:ワット(W) 電気がする仕事の大きさ
コンセント
コンセントプラグが付いている電気製品を使用しようとすると、コンセントが必ず必要となります。
家に住んでいれば、必ず使用するコンセント。
コンセントにも容量があり、使いすぎると(容量オーバー)になると、一つの回路で使いすぎの場合、漏電ブレーカーや、全体に使いすぎの場合、メインブレーカーが落ちたりします。
一般に使用されるコンセント表記には、15A 125Vと記載されているのが一般的ではないでしょうか。毎日コンセントを使用していても、この数字は慣れないですね。
まず始めに、
国内で販売(家庭用とされている商品)は、100V以内です。外国の商品では125V・200Vの商品もあります。
コンセントには125Vまでと記載していますが、100Vの商品が何かでV(ボルト)が一瞬あがり、102Vになる事を考え、余裕をみて125Vまでに設定されています。
次はWです。
一つのコンセント回路では、15Aとなれば、×100(コンセントのVの表記は125Vですが100Vとして計算します)=1,500Wまで電気が使用できる事となります。
電気容量が多いものは、キッチン製品となります。
ドライヤー等も同様にW数が高い(600~1200W)商品となります。
電子レンジ
500・600・1500(コンビニにある電子レンジ)Wもあったりします。
家庭で使用する電子レンジは、500・600Wが多いのではないでしょうか。
冷凍食品にも500Wの場合、600Wの場合と〇〇分と記載されています。
トースター
最近、設定温度を記載されている商品が販売されています。
250Wを使用して温度を温める。1000W・1200Wで焼く等が出来る商品が出てきています。
冷蔵庫
平均350~780Wを使用しています。
年間を通して使用する商品で、冷蔵庫が壊れるのが一番大変です。
炊飯器
炊飯する時は、1500Wを使用。
保温する時は、15W程度。
ひと昔前の建物では、「キッチンのコンセント」として、一つの漏電ブレーカーで管理していましたが、
最近は、「冷蔵庫専用コンセント(回路)」「キッチンコンセント(回路)」と分かれる様になってきています。
最後にA(アンペア)ですが、
一度に流れる電流を表す単位となり、一度に使える電化製品の上限を示す。
見てお分かりの通り、たして1,500W(15A)を超える組み合わせの場合はひとつのコンセントで使用しすぎるとなります。
電気製品を使う場合は、最大使用電力を足し算しながら使用しましょう。
次回は、電気設備 その2から進めていきます。