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マンションライフを快適に201

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

今回は、換気扇 その1から進めていきます。

各所換気扇
キッチン上部・お風呂上部(トイレ・洗面所・お風呂が1セットになっている事が多い)が付いています。
また、空気を吸うために、サッシ扉・壁面に外気口から外部空気を吸おうとしています。

最初に換気とは
内部の空気を出し、外部の空気を取り入れる事を「換気をする」となります。
法律では、換気設備として1/20以上の有効な開口(サッシ扉開口部分を含む)が必要となり、採光の1/7以上もあり、サッシ扉で、採光・換気共にクリアーにしている事が多いです。

自然換気
文字通り、何もしなくても換気出来る事を差しますが
出かける時に、各所を空きっぱなしで出かける人は少なく、大抵全部の扉を閉める出て行かれると思います。
24時間換気がついていない住宅(2003年7月1日建築基準法で改正以前)では旅行から帰ってきたら、室内が「もわっ」としているのを感じる方も多いのではないでしょうか。
それだけ、室内に人がいて動くのと、誰もいないので空気が動かないのでは変わります。

自然で換気させるには、暖かい部分と、冷たい部分、高低差がなければ空気の流れができません。
マンション室内では、その温度差ができにくいので、空気自身があまり動きません。

室内の劣化
空気が動かないと、部屋の温度が上がり各所が劣化する原因にもなります。
誰もいない家に空気の入れ替えを行っているのを見られた人もいると思います。
それだけ、部屋の空気が動かないと部屋が劣化する事となります。

機械式換気
24時間換気や、キッチンレンジの換気扇、サニタリー(洗面所・トイレ・お風呂等)の換気扇等は、強制的に電気で羽を回転させ、室内空気を排出し、屋外から空気を吸い込む事となります。

24時換気
マンションにおける現在の法律では、必ず24時間換気を付ける事となっています。
吸う力は、1時間に室内の容量の50%の空気を入れ替えている機能がついています。
また、外気を取り込むために、壁面に小さな穴があき、そこから外気を内部に入れています。
したがって、外気を取り込む換気口の入り口(24時間換気を付けていれば)を、通気の悪いカバー等をすると負圧になり、その状態が長ければ換気扇の故障となる場合があります。

以前は、ホルムアルデヒドを使用した建築材料が多くありましたが、現在ではほとんどが使用されていません。

次回は、換気扇 その2から進めて行きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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