マンションライフを快適に266
今回は、バルコニー壁面仕上げ その4から進めて行きます。
バルコニー壁面仕上げ
タイル張り
調査方法
打診棒
指示棒の先に大きなパチンコ玉が付いていると思ってください。
人が手を動かしながら壁面に玉を転がし(叩き)、音で確認する、浮いている箇所がわかりやすい、細部の調査には持ってこいの調査方法です。
浮いていない場所は、「コロコロコロ」と重たい音が鳴りますが、浮いていると音が変わり、乾いた「カラカラカラ」と音が変わります(耳で聞けば分かりますが、記載するのは難しい)。
したがって、人がたたくので一度に広範囲は難しい。
共用廊下側であれば、一日(建物の大きさによっても変わる)調査されている姿を見られた方もいつのではないでしょうか。
壁面を打診調査をしていると、居住者が「何の音か」と出てこられる方もいます。
赤外線
専用の赤外線カメラ・ビデオを使用し、映像を取り確認していきます。
タイルが浮けば、躯体とタイルに空気層が発生する事で、内部空気が熱せられ、周囲の温度より高くなる事で、浮きの部分は赤く(紫色になる場合もあり)なり、浮きと判断できる(雨天に調査すると温度差があまりでないので 天気で壁面に太陽が当ればなおよい)。
映像として出すので、この範囲で浮きが発生していますが、ここからここまでとは言いにくく、アバウトこの範囲(何階で何m×何mと言うふうに)と言える調査方法です。
したがって、足場や、吊り下げ調査(費用が高額になる事がある)しない場所(EV棟・妻側等)を調査する為に使用したりします。
※工事が始まれば、足場を設置してから、正確な枚数を把握します。
バルコニー壁面仕上げ その5から進めて行きます。