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今回は、バルコニー壁面仕上げ その2から進めていきます。
バルコニー壁面仕上げ
タイル張り
タイルの張り方
磁器質タイルや、せっき質タイルが使われる事が多く、工法としては圧着張り(他にもあり)が一般ではないでしょうか。
タイルを一枚一枚張っているとお思いでしょうが(エントランス・下階が大判のタイル・細長いタイル等を貼っている場合は別)、基本1シート(3列×6枚が一般的)をモルタルのりを塗布した上からたたき、タイル裏の凹凸のある面に食い込ませていきます(圧着張り)。
タイルを張るまで
コンクリート躯体を目荒らしをし(高圧洗浄も実施する)、プライマー(接着を良くする為)を塗布し、モルタルのり(タイル専用のり場合もあり まだ高額)で、タイルシートを圧着させ、連結している紙を除去、圧着によって張り付けモルタルがタイルからはみ出た物を除去後、乾燥させ、目地を入れ、目地が乾燥後、塩酸で洗う順番で行います。
仕上げ材付着力試験
大規模修繕時には、修繕に入る前に、タイル等の付着力試験を行います(タイルの場合 一枚四方目地を切り ボンドで試験機に接着させ「試験機をどの程度の引っ張る力をくわえたか」「どの界面で捲れたか」を確認)。新築時のも施工会社が確認していると思います。
公共建築標準仕様書
セメントモルタル張り(タイル張り付け材)
引張試験の数値が「工事0.4N/m㎡,かつ,コンクリート下地の接着界面における破壊率が 50%以下」となっています。
引張試験をする基準が決められています。
0.4N/m㎡
最低限0.4N/m㎡が必要と言う事になります。
その数字以下は付着力が無いと判断されます。
下地の接着界面における破壊率が 50%以下
採取されたタイル裏面を見て、破断している面が、躯体面と張り付けモルタルの捲れが、半分を超えない状態(タイル裏にツルーとした面 タイル裏にモルタルのりがついていない箇所が50%に達していなければOK)である事。
よくツイてれば張り付けモルタル内(躯体にもタイル裏にも貼り付けモルタルが残る)で・タイル裏足がもげる事も、タイルが割れてしまう(一枚のタイルが強く付着していれば)事もある。
次回は、バルにコニー壁面仕上げ その3から進めて行きます。