マンションライフを快適に105
今回は、エントランス集合住居用インターホンシステム その1から進めていきます。
エントランス集合住居用インターホンシステム
エントランス集合鍵・管理員室制御器・各所住居となっています。
エントランス集合鍵システム
鍵穴に子鍵を入れるタイプ・鍵穴に子鍵を入れるタイプ+子鍵カバーを翳すタイプ等、最近は鍵穴に子鍵を入れないものが主流になっています。
鍵穴に子鍵を入れるタイプ
今までは、このタイプが主流となっていましたが、エントランスを使う住民が毎回鍵穴に子鍵を入れるので故障する事がままあります。
シリンダーから鍵が抜けない。引っ掛かる。オープンに捻れない。等、不具合が出てきます。
予備シリンダー
このタイプのエントランス集合鍵システムは、予備のシリンダーを必ず用意する必要があります。
集合インターホンシリンダーには、逆マスター機能(住戸の子鍵で共用自動ドア・出入口鉄扉等の開閉が出来る様になっている)がついており、全住戸の鍵で集合インターホンシリンダーが開けられる様になり、シリンダーを注文してから1ヶ月程度の日数が必要となる事から、1ヶ月程度エントランスを開っぱなしにしないといけない状態になり、セキュリティー面でかなり劣ってきます。
従って、予備のシリンダーは用意しておいて下さい。
シリンダーには、電気配線があり、専門職でないと交換は簡単ではないですが、予備が有るのと無いのでは日数に大きな差が出てくるので、必ず予備シリンダーを持っておきましょう。
交換した後のシリンダーには、必ず使用済みと記載しておきましょう。
メンテナンス
このタイプは、メンテナンスを十分しなければすぐに故障する場合もあり、パーツクリーナー・鍵穴鉄粉を用意して、こまめに清掃をしましょう。
清掃の方法は、パールクリーナーで鍵穴を清掃して(アルコールが入っているのでしばらくすると乾きます)、その後に鍵穴用鉄粉入れます。
子鍵に一拭きし、シリンダー内に抜き差しする程度でいいです。
直接シリンダーに鉄粉を吹きかける人もいますが、出る量が多くなり、鉄粉が詰まる場合もあるので注意して下さい。
頻度は、1週間に一度・2週間に一度程度、結構細かくする方が、住民さんが使用する時に違和感が少なくなります。
メンテナンスをするので、予備シリンダーを用意しなくても良い事ではなく、予備シリンダーは用意しておいて下さい。
次回は、エントランス集合住居用インターホンシステム その2から進めていきます。