マンションライフを快適に85
今回は、集合エントランス自動ドア その3から進めて行きます。
集合エントランス自動ドア
エンジン(電気式)
鴨居に入っている、自動ドアを開ける為に必要な装置が入っており、内部側(外からは触れない)鴨居内に、簡単にカバーが外せる様に、ビスで止まっています(止まってないく手で押し上げる物もあります)。
モーター
扉を開け閉め出来る様にモーターが設置されています。
電気信号で、開ける閉めるを操作し、モーターの回転を反転して開ける閉めるをしています。
消耗品で、7年程度で交換が必要になる時期が来る部材です。
ベルト
モーターから回転が伝わり、ゴム製のベルトを動かす事で、扉が開き閉めします。
この部品も劣化で交換する事が求められる部品で、7年程度で交換時期が来る(もう少し早い場合もあり)部材でもあります。
プーリー・戸車
プラスチックで出来た円滑にベルト・扉を動かす為の部材です。
プラスチックで製品で一番消耗するかもしれません。交換時期と言うより、頻度によって摩耗する部材となるので、消耗スピードは速いです。
メンテナンス スイッチ
自動ドアの電源をON・OFF出来る為の部材。
清掃員さんが清掃したりする際に、OFFにする事が多く、OFF後は手動で空け閉めします。
ストッパー
扉をこれ以上は開かない様にする為のストッパー。
これを付けないと、扉の重みで空けて止まる位置が変わり、閉める時に扉同士が当たる位置に来ません。
ストッパ―はあまり消耗する部材でもないので、あまり交換する事はありません。
点検
エレベーターの点検は必須となるのですが、自動ドアの点検は任意となり、保守メンテナンス契約をされていないマンションもあります。
エレベーターと同じ様に点検しなければ、消耗品の交換時期も分かりずらく、快適に問題なく使用出来る状態を保つには点検が必要です。
自動ドアのメンテナンスは3か月に1度程度が多いのではないでしょうか。
新築後すぐに点検が必要かと言うと、ある程度まではメンテナンスなくても問題ないと思われますが、3年を経過すれば点検して寿命を延ばす方が良いのでは。
エンジン部分交換
自動ドアが古くなると(何年とはいいがたい 自動ドアの業者が判断すると思います)、内部の部材をそっくり入れ替える工事をします。
業者は、その自動ドアに入る部材を提案してくれるので、補修するより交換をお薦めします。
皆さんが使う自動ドアですので故障する頻度が多くならない様に、エンジン部分の交換を選択して下さい。
次回は、集合エントランス自動ドア その4から進めて行きます。