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マンションライフを快適に111

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

今回は、排水 その3から進めていきます。

排水
雑排水
洗面台・洗濯用排水・お風呂排水

洗面台排水口でない場合
何もない状態では、屋上から空気が入り最下階まで空気も水分も綺麗に流れる状態です。
屋上より最下階に向かって空気の流れが出来るのが正常となるので、縦管から空気が逆流していないのかを確認するには、調査が必要になります。

まず最初に、洗面台S字排水金物を取り(取る時はバケツ等で受ける)、空気を吸っている(掃除機が弱く吸う程度)かを確認。
吸っていれば正常です。
縦管の方が直径が大きく、空気の流れる量も多く、1階横引管が大気に触れていれば、細い各階の横引管の空気が引っ張られる事から、空気を吸うこととなります。
外部に出る共用の横引管の空気が出る面積が各部屋横引管の面積より細くなっている場合は、空気が室内側に出る状況になります。

室内側に排水管内部の空気が出る場合は
S字排水金物は元に戻して洗面台の水を流し、封水を元に戻して下さい。
まず屋上に行き、その縦配管の排水管上部に付いているキノコ型の部材(通気弁)があります。そこから空気を吸っているのが通常です。
キノコを開けなくても、ティシュを細長く切りあてがうと空気の流れが確認できます。
後は、1階排水管を排水カメラを通し、確認する必要もあります。
1階横引管部分が問題ないようであれば、道中を確認しなくてはいけません。
屋上から、配管カメラを通し1階まで確認する必要があります。
共用部分を調査しないといけない事から、管理者に承諾を頂く、業者を派遣する等しなくてはいけなくなります。

次回は、排水 その4から進めて行きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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