マンションライフを快適に79
今回は、各所水栓 その9 から進めて行きます。
洗面台水栓
キッチンと同じで、浄水器機能が入っている事は少ないですが、機能・部材はキッチンと同様です。
以前は、2ハンドル式の水栓が使用されていましたが、現代では、シングルレバーを使用しています。
混合水栓
キッチンと少し形は変わりますが、機能としては、浄水器が使用できないだけで、後はほとんどがキッチンと同様となります。
キッチンを参照いただければと思います。
確認する事
キッチン同様に、最近は、スライドして開ける物入(上下2段が多い)が多い為、引出を開け奥まで確認する自体が少ないので、シンク下物入内が水漏れしている事を気が付かない事があります。
定期的にのぞく習慣をつけていただければと思います。
キッチンと洗面所の床仕上げの違い
キッチン
キッチンの下は、コンクリ―トとなり、水が漏れた場合、直にコンクリートに行きます。
見た目には、キッチン、フローリング、床暖厚み調整材、コンクリート(フラッターを含む)となります。
施行の順番となるので、まずキッチン(設備を踏まえ)を備えてから床暖(下地調整共)、フローリングと施工するので、キッチンの下はコンクリートとなっています。
フローリングの小口から水が廻り、黒くカビが発生する場合があり、元に戻る事はなく張替するしかないです。
張り替える場合、キッチン巾木に少し入り込んでいるので、キッチンを取り外さなければフローリングが取れない事があるので、張替は、フローリング業者以外に、キッチンを脱着させる業者(水道・ガス・電気・キッチン業者・シール業者)が必要となります。
洗面所
洗面台、床仕上げ材、防湿シート、下地パネル、配管の通る空間(束で床上げ)、コンクリート(防水している場合もあります)と、万が一水が漏れも、下階に行くにはある程度の時間が掛り、それまでに床仕上げ材・木下地材が黒くカビが発生することが多いと思います。
洗面所の床仕上げ材がカビで黒くなったので張替を行おうとすると、床仕上げ業者だけでなく、設備業者(洗面台・洗濯パンの脱着が必要)となり、費用が掛かります。
そうならない様にも、シンク下のチェック(洗面所は洗面台だけでなく、洗濯パン、お風呂の出入りも重要になります)は必要です。
2ハンドル
以前は、水、お湯、2つ握り得玉でいい加減のお湯になる様に調整していました。
最近の住宅で使用している事は少ないです。
次回は、各所水栓 その10 から進めて行きます。