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宮崎英人プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

マンションライフを快適に70

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

今回は、各種扉 その15から進めて行きます。

戸襖
戸襖は木製で出来ており、重量が重く戸車が使用さる事により軽く引ける様になっています。
片面をリビング・洋室等のクロスで仕上げされ、和室内は和室襖紙を貼られている扉。
襖を使用するのは、和室から考えての仕上げ材となり、戸襖はリビングから考えての仕上げ材となり、
木製引き戸と同様になるので、襖より厚く頑丈に出来ています。
造作で作られた扉ですので、既製品を使う事は少なくなります。
畳もそうですが、襖・戸襖も現地に出向き、寸法を測り作成し、納品時に扉を調整して納品します。

戸車
戸襖にも下部に戸車を使用し、レールを上を転がります。
敷居にV字のレールを埋め込み真っすぐ引ける様になっています。
引き戸同様に、戸車に髪の毛・ゴミが付着する事が多く、動きが悪くなる場合があります。

音の問題
鴨居に襖の上部が入り込んでいる事が多く、襖同様、玄関・リビング扉が開くと、「ガタガタガタ」と音が鳴る事があります。
鴨居溝の幅と、戸襖上部の寸法に余裕があると、戸襖が振れ音鳴りする場合もあります。
手で戸襖を持ちゆすって、よく揺れる様であれば隙間が多きい場合、戸襖を外してから上部凸の部分に「敷居滑り」を貼って下さい。
「敷居滑り」は、テープで取り付ける形となるので、捲れる可能性もあるので取れない様に工夫が必要かもしれません。

戸襖はあまり反る事が少なく(たまに反る場合もあり)、扉同士、帆立にする事は少ないです。

次回は、各種扉 その16 障子から進めて行きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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