Mybestpro Members

宮崎英人プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

マンションライフを快適に62

宮崎英人

宮崎英人

テーマ:マンションライフを快適に

今回は、各部屋の扉 その7から進めて行きます。

戸車式
調整してもすぐに戻る
「調整しても、数か月でまた調整しなければいけない」等、頻度が多い場合があります。
引き戸を使用するのに、少し気を付けて頂くだけで変わったりします。
それは、ソフトに引き戸を扱ってほしいと言う事です。
戸車は下に重みが掛かっていれば、調整ネジが緩む事は少なく、逆に浮き気味になる事で、調整ネジが緩み引き戸が落ち(レール近づく)ぎみになります。
あまり、バタンと閉めれば片方の戸車が浮き気味になり、引き戸が下がる傾向があります。
特に軽い、洗面所の引き戸等は閉めた時に跳ね返りるくらい、きつく閉める場合があり、下レールに引き戸がスルまで下がる事もあります。
最近は、閉まる時にソフトに閉まる「引き戸用ソフトクローザー金物」商品が売られています。
簡単に取り付けられるので、「跳ね返るまで引き戸をしめる」「何もしないのに勝手に開いてくる」場合は、試してみてもいいのではないでしょうか。
この金物も単純な商品で、ステンレスひらがなのての字見たいな形をしていて、丸い部分に引き戸が当たると、丸い部分が凹み、抵抗になる事で、ソフトに閉まる事になっています。
あまり頻度が多いと、金物自身が変形し、ソフトストッパーとして機能しない場合もあります。

戸車調整
戸車にも横に+の化粧ネジ(引き戸の底面)があり、それを時計廻しにすると下に戸車が出ます。半時計回しにすると戸車自身が上に上がります。
枠と引き戸が平行にならず、上部の隙間が多いと、枠と遠い側にある+ネジを時計回しにする(戸車を出す)と頭が左に傾きます。
気を付けないといけないのが、引き戸と枠の掘りこみに調整出来きる隙間があるかどうかです。
戸車を出す(引き戸自身が上がる)事になるので、クリアランスが少ないと枠内に入らない事が出てきます。
戸車は大体、下がる事が多く、出す方向で調整する事が多いです。

次回は、各部屋の扉 その8から進めて行きます

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

宮崎英人プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

管理運営サポートで快適な暮らしを守るマンション管理のプロ

宮崎英人プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼