マンションライフを快適に131
今回は、各部屋の扉 その7から進めて行きます。
戸車式
調整してもすぐに戻る
「調整しても、数か月でまた調整しなければいけない」等、頻度が多い場合があります。
引き戸を使用するのに、少し気を付けて頂くだけで変わったりします。
それは、ソフトに引き戸を扱ってほしいと言う事です。
戸車は下に重みが掛かっていれば、調整ネジが緩む事は少なく、逆に浮き気味になる事で、調整ネジが緩み引き戸が落ち(レール近づく)ぎみになります。
あまり、バタンと閉めれば片方の戸車が浮き気味になり、引き戸が下がる傾向があります。
特に軽い、洗面所の引き戸等は閉めた時に跳ね返りるくらい、きつく閉める場合があり、下レールに引き戸がスルまで下がる事もあります。
最近は、閉まる時にソフトに閉まる「引き戸用ソフトクローザー金物」商品が売られています。
簡単に取り付けられるので、「跳ね返るまで引き戸をしめる」「何もしないのに勝手に開いてくる」場合は、試してみてもいいのではないでしょうか。
この金物も単純な商品で、ステンレスひらがなのての字見たいな形をしていて、丸い部分に引き戸が当たると、丸い部分が凹み、抵抗になる事で、ソフトに閉まる事になっています。
あまり頻度が多いと、金物自身が変形し、ソフトストッパーとして機能しない場合もあります。
戸車調整
戸車にも横に+の化粧ネジ(引き戸の底面)があり、それを時計廻しにすると下に戸車が出ます。半時計回しにすると戸車自身が上に上がります。
枠と引き戸が平行にならず、上部の隙間が多いと、枠と遠い側にある+ネジを時計回しにする(戸車を出す)と頭が左に傾きます。
気を付けないといけないのが、引き戸と枠の掘りこみに調整出来きる隙間があるかどうかです。
戸車を出す(引き戸自身が上がる)事になるので、クリアランスが少ないと枠内に入らない事が出てきます。
戸車は大体、下がる事が多く、出す方向で調整する事が多いです。
次回は、各部屋の扉 その8から進めて行きます