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マンションライフを快適に61

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

今回は、各部屋の扉 その6から進めて行きます。

戸車式
引き戸下内部に、戸車が2箇所(左右)についており、戸車とレールによってまっすぐ引ける様になっている。
上部には襖と同様に、枠に掘り込みが入り、その中を引き戸の上部が入り振れ止めとして使用されています。
戸車は、造作された引き戸の場合、外さないと調整出来ない場合や、大手メーカ―等は、戸車が引きの表に出ている小口から調整出来るタイプもあります。

判断基準
引き戸が重くなってきた。
ガタンガタンと音と共に振動するようになった。
枠と、引き戸の垂直が、平行にならなくなってきた。

確認
吊り下げ式の場合は、引き戸を外さなくても調整できますが、戸車式の場合、一度引き戸を外す(小口側から調整出来るタイプもあります)必要があります。
引き戸を一度取り、戸車の現状を確認する必要があります(下をのぞいても100%ではないが分かります)。

引き戸を外す、元にもどす。
リビングの引き戸等は、重たく一人では持てない場合もあります。
一人でせずに二人以上でして下さい。また、開き戸を外し置く場所にも養生してフローリング等床材を守って下さい。
立てかけたままだと、触れると引き戸が倒れる(ガラスが割れる)等があるので、引き戸は寝かして下さい。

引き戸を外す際には、一度持ち上げてから、下部のレールから戸車を外し室内側(自分の足元)おろして下さい。
取り付ける時は、頭を溝の中に入れ持って、戸車をレールの上にのせます。
調整が一度で済めばいいのですが、何度も外す必要があったりもしますので、お子さん、作業していない人、床材、クロス材に注意して作業して下さい。

次回は、各部屋の扉 その7から進めて行きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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