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各部屋扉 その4
取手の故障
取手の下から化粧ビスで片方の取手が取り付けられています。
たまに、そのビスの相手方(反対の取手に四角の棒に凹みがあり、その部分に化粧ビスが入る。)が折れる場合があります。もう片方の取手はカシメているので取れません。
折れてしまえば取手を交換するしかなく、めったに折れませんが折れる場合があります。
取手だけ取り替えたくても、取手だけで売ってません。
ラッチとSetになった物しか販売させていないので、取手がおかしくなれば、ラッチを含む取手 Setを交換して下さい。
取手は毎日使う、使用頻度が高い物ですので、毎日、子供が「ガチン」と勢いよく使用するのと、しないのでは、故障しやすいか、しないかで言うと故障しやすいです(個体にもよりますが)。
開き戸自身の故障
開き戸自身は、故意、過失で傷つける事はありますが、圧倒的に使用している金物が壊れる事が多いです。
しかし、建具自身も壊れる場合もあります。
リビングの開き戸等は、廊下の明かり取りの為に採用されるようになり、昔は、開き戸にガラスの穴を開け(枠として)設置していたが、技術の進歩と共に、ボンドだけで接着する開き戸が開発されてきました。
洋室等の開き戸は、木目に目地が入っている物が一般的です。
明かり取りのガラスが開き戸のセンターに1/4程度あり、上下に木枠がない場合、ボンドだけで取り付いています(板+ガラス+板)。
ボンドが上手く付いてなく、ゆかに開き戸が落ちる事があります。
入居後すぐ1年以内に出れば保証期間内であるので交換してくれますが、保証期間以上の場合はどうするのでしょうか。
建具の機能として使用していれば、補修に金銭を支払う必要はありますが、建具として使用できない状態であれば、保証の話ではなく、建具の機能をなしてない事をご説明下さい。
開き戸自身は故障する事は少なく、大体付随する金物が壊れる事が多いです。
住民さんは、「部屋が傾いてると思って。」と連絡いただきますが、大体が金物の不具合で閉まりが悪くなっています。
次回は、各部屋の扉 その5から進めて行きます。