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和室仕上げ材 その1
今回は、上記内容で進めて行きます。
和室に使われている造作材も、ほとんどが仕上げに単板材が使用され仕上げています。
和室の下地材にMDF材等を使用する事は無く、無垢材を何本か寄せ合わせた物が使われています。
鴨居、敷居、柱、長押等、最近は下地材に単板を貼ったもので施工されています。
ささくれ
敷居の襖溝端部分から、ささくれが出る場合があります。
特に小さなお子さんがおられるご家庭は注意下さい。大人は「敷居は、またぎなさい。」と小さい時から教育されているので、敷居を踏む事は少ないですが、小さいお子さんには、わかりません。
足裏にソゲが刺さり、泣いてからでは遅いので、敷居の上に何か置く、襖を閉める等して、物理的に歩けない様にする事が一番です。
敷居だけでなく、和室の色々な場所で同じでが、一番被害が多いのは敷居です。
最近は、オーバーレールができる木材でない敷居も販売する様になっています。
オーバーレールする際は、襖の高さの寸法も変わりますのでご注意を。
清掃
硬く絞った雑巾で敷居を拭くと、敷居の端の単板がささくれ立ち、雑巾の糸がささくれ部分にひっかかり、ささくれが大きくなる事があります。
清掃する際は、掃除機で表面のゴミを吸い、水分を使用せず、逆目にならない様に木目を見てキッチンペーパー等(糸が使われていない)を使用して拭いて下さい。ペーパーで滑らかにする方法もありますが、あまり削りすぎると、白木の目がなくなり、ぼけた(その部分だけ白くなる)事が起きるので注意を。
次回は、和室仕上げ材 その2から進めて行きます。