マンションライフを快適に330
フローリング その4
劣化
「紫外線で変色する場合」や、「単板にて施工している場合、端から徐々に捲れてくる」事があります。
紫外線(太陽光)が半年程度あたると、同じロッドのフローリングでも紫外線により色合いが変わるので、部分張替の時は、その部分だけ色が変わる様に貼った部分が同じ色でも薄くなります。
また、単板で出来ている場合、板の劣化、使用頻度で一枚の長方形の端から、ポロポロと捲れてきます。その様な状態であれば張替が必要です。
清掃
フローリングを長持ちさせる為、水性WAX、樹脂WAXを綺麗に表面を保つ為にWAXを使用されていると思います。
年数が経つと良く歩く部分がWAXが薄くなってきます。樹脂WAXは、まだ持ちますが、水性WAXは一年もすれば薄くなってきます。
硬く絞った雑巾でフローリングを拭かれますが、水性WAXの場合、拭くとWAXが薄くなってきますので、頻繁に水拭きされない方が良いです。
乾いた雑巾で綺麗に拭く方がWAX機能は長く持ちます。
普段の生活で、素足で歩かない、スリッパをすって歩かない等、工夫が必要になります。
WAX
水性WAXは、一年もすれば、良く歩く所は薄くなくなりますか、樹脂WAXの場合、もう少し長く持ちます。
何もない新築で施工するのと、物がある状態での施工はまるで違います。
WAXは、足裏の油分、ホコリが最大の敵となるので、物がない新築はこれ以上ない最高の条件で施工できますが、住み始めると綺麗にWAX出来ません。
剥離
簡単に施工出来る水性WAX。
簡単に施工出来るからといって、前の水性WAXの上から、新な水性WAXをしてませんでしょうか。
前(現)WAXの上には、埃、汚れがあり、その上から新たなWAXを施工すると、埃、ゴミをサンドイッチする形となり、あまり綺麗に仕上がりません。それを続けるとコテコテになります。
剥離材で一旦現在のWAXを剥がす事から始めます。
剥離→乾燥→WAXの順番で施工します。
剥離材が綺麗に乾燥出来ないと新しいWAXがのらない事にもなりかねないので十分時間を置いて施工を。
次回は、和室仕上げ材から進めて行きます。