マンションライフを快適に14
室内換気
今回は、室内換気についてから進めて行きます。
換気として
①24時間換気
②キッチン換気
③洗面所換気
③トイレ換気
④お風呂換気
があります。
①24時間換気
建築基準法により、平成15年7月から室内換気システムを基本的に義務化し、マンションにも24時間換気が付き、空気の入れ替えを24時間行っています。
シックハウス症候群の予防
シックハウス症候群
室内の汚染された空気を吸い込む事で体調不良を起こす事。
科学物質・カビ・細菌・ハウスダスト等などを吸い込み、目がしょぼしょぼする。鼻水・めまい・咳が出る。疲れやすくなる。等、体に異常をきたす。
建築材料には、F☆☆☆☆ホルムアルデヒドを使用していない。F☆☆☆、F☆☆、使用する面積による。F☆使用禁止と分かれ、JIS・JASが認定した製品評価制度とる必要があり、パンフレットにもF☆☆☆☆しか使ってません等の宣伝文句としても見られた方がおられると思います。
以前は、合板・フローリング・シーリング材・クロスのり・家具類等に使用されていましたが、技術の進歩と共に使用されなくなってきています。
常に換気しましょう。
では、どの程度換気しているかと言うと、1時間で0.5~0.7回程度で換気する事が最低限決められています。
したがって、2時間で室内空気がいれ替えると考えがちですが、1時間で0.5回の場合、2時間で0,75、4時間で0,875となり、全体の空気を入れ替かわるのではなく、室内の古い空気を吸って新しい空気に替えていくのが正解です。
壁面に換気口、サッシ扉に換気するガラリ、各扉の下には、空気の流れを付けるすき間等、室内空気を機械的に換気(第3種換気 排出を機械式で)する方法で、室内を換気しています。
24時間換気が付いていると、常に外部の空気を内部にいれている事となります。
常に換気する事でシックハウスを防ぐと共に、室内造作の劣化を軽減する役目も担っています。
しばらく家に帰らない等、の場合は24時間換気を切らずに動かせて下さい。
空気が動かなくなり、室内が温かくなる状態が続くと仕上げ材の劣化が始まる事があります。
部屋サッシ窓を開ける、リビングサッシ扉を開ける、玄関ドアを開ける等をすると、空気の入れ替えは出来ています。
換気は常に、外部空気を取り入れています。
従って、外部空気を取り入れにくい状態で使用すると、負圧となり、換気扇に悪影響を与える場合もあります。
1・2年で故障する事は少ないですが、毎年負圧が続くと故障する原因ともなるので注意しましょう。
次回は、②キッチン換気扇から進めて行きます。