マンションライフを快適に158
ひき戸ガラス その2
前回は、ひき戸ガラス その1でしたが、今回はひき戸ガラス その2から進めていきます。
非常用進入口
ガラス面に赤い▼マークがついているガラス引き戸・FIX(はめ殺し)ガラスがないでしょうか。
火災・災害等があれば、消防署の隊員がハシゴ車等で、その窓を破り中へ入って行く場所となります。
これは建築基準法で決まっており、3階以上の建物には非常用進入口(条件により)が必要です。
各住戸には無く、はしご車が停車(道路幅4m以上)でき、3階以上で31m以内の建物で、はしご車が停車出来る場所から、アームが届く範囲(40m以内ごと)に、直径1m以上の面に▼マークがついています。
「ガラス面の赤い▼のマークを取ってほしい。」と言われる方がいらっしゃいますが、取る事はできません。
非常用進入口の規定は、消防法と思いきや、消防法の中では無く、建築基準法内にあります。
Low‐Eガラス
断熱タイプ「外側ガラス+Low‐E膜+中空層+内側ガラス」
遮熱タイプ「外側ガラス+中空層+Low‐E膜+内側ガラス」で出来ています。
特殊な金属膜が貼られ、断熱・遮熱できる様になっています。また、間に空気層が入る事で、熱伝導を伝えにくくしています。
エコガラスとして普及しているガラスであり、外が見える機能でありながら、室内の温度を保つ、室内に熱を入れない大変優秀なガラスで、割れないかぎりメンテナンスフリーで使用出来き、今後も使用されていくでしょう。
次回は、サッシひき戸ガラス その3から進めていきます。