マンションライフを快適に51
ひき戸クレセント
前回は、網戸 その3(調整)でしたが、今回は、引き戸クレセント その1から進めて行きます。
バルコー引き戸を室内側から施錠できるクレセント。
半円の円盤の金物が徐々に硬く止まる様になっている部材。
アルミサッシが使用される当初から利用され、現代も改良を加え使用されているクレセント。
手動で出来る最適な部材なのかもしれません。
取替は注意が必要
現在は、簡単に鍵を開け閉め出来る様に、取手内部にバネが入り、開け閉めが楽開け閉め出来るのですが、そのバネが折れ、取手がスカスカ(手ごたえが無い 鍵はかかる)様になる事があります。
クレセントが取付いているのは、上下2本の化粧ビスでサッシ引き戸枠に取り付いているだけですので簡単に交換できますが、交換には注意が必要です。
上下どりらかのビスを外したら、クレセントを傾けビスだけを軽く廻して下さい。そして、もう片方のビスを取りクレセントを外して下さい。
サッシ引き戸枠に直接タップ(ビスの取り付け部分)が切ってあれば問題ないのですが、たまにサッシ枠には穴だけが開いていて、裏にプレートが入っている場合があります。上下2つ共に外すとサッシ裏のプレートが下まで落ちる場合があります。落ちると重たい引き戸を外しプレートを探さなくなるので、交換する際には必ずどちらかのビスを外せば、確認・ビスだけを入れ、落ち止めをして下さい。
上階に住んでいるから「クレセントを掛けなくても大丈夫」とお思いの方もいらっやりますが、屋上からバルコニーに降る輩もいるので、気を付けて下さい。
クレセントにロック機能があるので使用しましょう。鍵を掛けていないと、サッシガラスを開ける方法があったりもするので注意が必要です。
次回は、引き戸ガラス その2(その他)から進めて行きます。