つみたてNISA
今日は「住宅ローン」のこと書いてみます。
金融商品を販売する立場から思うことがあります。
それは
ライフプラン、キャッシュフロー表作成、相談をし、実行、支援、を行っていく中で、なにが大切なのかなのですが
「金融商品の適切な選択」 が キーポイントであると感じます。
「選択」 ではありません、
「適切な選択」 です。
金融商品とは、「保険、貯蓄・資産運用、ローン」という幅広いものを示します。
住宅ローンを例にとっても下記のフローになってしまうケースがあるのはなぜでしょうか。
<よくある選択のフロー>
今より金利が低く提示されたもの=「個別の商品」
の提案をうける。
↓
実際のところ、
「住宅ローンの種類、そもそもの仕組み」がよく理解できていない。
↓
しかし、今の金利より、低いのであればおトクと納得 ⇒「借り換えをする」
大枠で、とらえた 表現が、
かなり簡単なフローとなっていますが、、
どうでしょう。上記の選択でよかったでしょうか。
答えとしては、「比較検討が不十分です。」となります。
もちろん、推奨する理想のステップは
そうではないのです。
ステップの説明はまた違う機会にしたいと思います。
ここでは、いまの住宅ローンを選択した方へ
いくつかの質問をしてみたいと思います。
1、完済できますか
2、金利上昇時の対応はどのようにしますか
3、現在の金利はいつまでの期間となっていますか、その後の契約はどのようになっていますか
4、ライフイベント(ご家族の行事)に無理のない返済計画でしょうか
5、ハプニング(転職、リストラ、就労不能、単身赴任、教育費増大、介護問題、、、)
その時の家計キャッシュフローは大丈夫ですか。金融資産が赤字に転落しませんか
即答できましたか?
いや、答えることができなかったという場合、まずは確認してみてください。
★返済計画には根拠がないといけません。
それが私の考えです。
どういった根拠があるので
「私は多くの中からこのローンを選択した」と説明できるか?なのです。
もちろん、私はできます。
根拠ありきです。
収入には限りがあります。
キャッシュフロー表で収支を作成してみると時系列的に、
貯蓄がたくさんできる年もあれば、単年赤字となってしまったりする時もあるわけです。
不透明な将来、不確定な収入計画に対して、
確定した返済計画(厳密にいうと全期間固定であれば確定となりますし、金利が変動するタイプであれば不確定ですね)を立てるわけですから、ライフプランからみる計画がいかに必要なのか、なんとなくご理解いただけますか。
つまり、
提示された商品の検証を比較検討をしたり、専門家のコメントをもらうなど、受け入れたときのメリット・デメリットを第三者へ理路整然と説明できるように理解していただきたいということです。
そして、納得のいく決断を、、なのです。
上記の商品選択の場面でも分かるように
社会人(一般向け)や
社会へ出る前の 若年層(幼稚園~大学生)への金融教育も必要だと思い講師活動をしています。
金銭教育、金融教育の強化の動きは
国家戦略のひとつとして世界的に関心が高まっています。
さあ 意思決定の場面で、よりよい選択をしていきましょう。