地方にはセンセイがいない【地方の小さなプログラミングスクールから見える風景#1】

しばらく続けているマイクラの教育的要素についての考察ブログ。
今回は、クリーパーから学べることを自分なりの視点でまとめてみました(*^^*)
突然やってくる「爆発」の象徴
マインクラフトを遊んだことのある人なら、誰もがクリーパーに驚かされた経験があるでしょう。
静かに近づき、気づいた時には「シュー…」という音と共に爆発。作り上げた建物や貴重な資源が一瞬で吹き飛びます。
この体験は本当にびっくりしますし、これまでの楽しい時間が一気に悲しい気持ちになる、刺激的(?)な瞬間です(><)
ただ、これはよく考えると、ゲームの中に「予測不能なリスク」を見事に再現したものではないかと捉えることもできるのではないでしょうか。
リスク管理を学ぶ遊び
クリーパーの存在によって、プレイヤーは遊びながら常に、周囲を注意深く行動することを余儀なくされていきます。
- 周囲を見渡す
- 松明で明るくして湧きを防ぐ
- 防御を固める
これは、まさに現実のリスク管理と同じような示唆をしてくれているようです。
「油断してはいけない」「環境を整えておくことが大事」という学びを、子どもたちは遊びを通じて自然に体験できるのです。
現代社会の「予測不能なリスク」
少し強引ではありますが、私たちの社会もまた、「クリーパーのような存在や可能性」であふれていたりします。
便利なサービス、魅力的な学び方、無数の新しい職業…。
子どもたちにとって、将来の選択肢や行動の選択肢、遊びの選択肢などは増えましたが、それに伴って危険や失敗の可能性も同時に増えています。
詐欺被害なんて当たり前に子どもたちに襲い掛かる時代。
突然の環境変化や思いがけないリスクに直面することは、もはや日常茶飯事です。
選択肢の多さと不自由さ
また、現代の子どもたちは、親世代が経験したことのない仕事や遊び、学びに囲まれているとも言えます。
それは一見すると、とっても自由で楽しそうなことではありますが、実際には「どれを選べばよいかわからない」という不自由さに直面します。
選択肢が多すぎることで迷い、結局動けなくなる・・・これは大人にも子どもにも共通する課題です。
クリーパーが教えてくれる知恵
ですからクリーパーは、予測不能なリスクが避けられないことを教えてくれる存在だと考えることができます。
重要なのは「リスクをゼロにすること」ではなく、
- 周囲に注意を払い、
- 環境を整え、
- 失敗しても立ち直る力を持つこと。
つまり、リスクを前提にして生きる姿勢で、現代社会を生き抜く上で欠かせない力と言えます。
マインクラフトの中で子どもたちは遊びながらそういった能力を身につけられる可能性があるのです。
まとめ
どうでしょう?
こう考えるとクリーパーもまた、ただの「厄介な敵キャラクター」ではありませんね(*^^*)
それは、予測不能なリスクとどう向き合うかを教えてくれる存在です。
選択肢があふれる社会で、迷いながらも前に進む子どもたちにとって、クリーパーとの出会いは・・・・ちょっと痛くて悲しい「生きる知恵」を体験する大切な学びのパーツと言えるでしょう(*^^*)



