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土居郁男プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

Vol.40 仕事は「時間」じゃない ▷ 創造するモードを自分でつくる方法と気付き

土居郁男

土居郁男

テーマ:学びの本質

学びの本質

1. 違和感から生まれた問い

普段、プログラミングスクールで生徒と対話し、笑い合い、共に学びを進める時間。
自分にとってはまさに「楽しくて、やりがいに溢れる瞬間」です(^^)

ところが、レッスンを終えると──
「そういえば、まだあの雑務が残っている…」
と、急にどっとストレスが押し寄せてきます。
なぜ、同じ「仕事」のはずなのに、感じ方がまったく違うのでしょうか?

2. オードリー・タンさんの言葉に出会って

私にとって、仕事とは常に新しいものを生み出す習慣です。
仕事は創作の時間、生活はリラックスの時間、私の毎日はこの二種類の異なるリズムでできています。このリズムのどちらがいつ起こり、いつ停止するかはそのときの気持ち次第です。

気持ちは時間によって分けられるのではなく、空間によって分けられます。つまり、私は何時何分に仕事を始め、何時何分に退社するかにはこだわりません。しかし、私の休息空間にはキーボードがないので、この空間では仕事モードにならないのです。

オードリー・タン『何もない空間が価値を生む』より引用

この一節に、「ああ、私も同じことを感じていたんだ」と腑に落ちました。

3. 「創造モード」と「義務モード」の落差

創造モード:

  • 生徒と笑い合いながら進めるレッスン
  • 時間を忘れるほど没頭し、疲れもストレスも感じない

義務モード:

  • 請求書作成や事務連絡などの「やらねば」リスト
  • 手をつける前からストレスを感じ、始めるのにエネルギーを要する

この二つは、同じ「仕事」という言葉でくくられていても、心が受け取る質がまるで違います。
※注 正確には、生徒とのレッスンは仕事と感じたことがほぼありませんが、この記事では便宜上、一度くくります。

4. モード切り替えを自分でデザインする3つのステップ案

意味づけを再フレーミングする

  • 雑務も「生徒の学びを支える大切なピース」と捉え直す
  • たとえば「月末集計」は「次回の授業をより良くするための情報集め」と考える

環境で境界をつくる

  • 教室に置くのは「楽しい想像力を沸き立たせる」アイテムだけを置く
  • 業務用デスクでは「出来るオレ的な」のお気に入り文具とタスクリストを広げる

小さな達成感を可視化する

  • 手書きのチェックリストに、さもすごいことを成し遂げたようなチェックマークをつける →終わったら数分休憩は大事

5. まとめ

「仕事は時間ではなく、創造するモードを習慣化すること」──
オードリー・タンさんの言葉を借りつつ、みなさんも自分に問いかけてみませんか?
あなたが本当に「没頭できる瞬間」を増やすためには、まずは小さな環境づくりかもしれません(^^)

読んでくださり、ありがとうございました。
感想やあなたなりの「モード切り替えアイデア」があれば、ぜひコメントで教えてください!

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専門家

土居郁男(プログラミング講師)

スターティングPCスクール(Stapa Programmer’s Guild)

生徒一人ひとりと対話して向き合い、本人自身も気づいていなかった強み、興味、関心、特徴などを見つけます。各自のプロジェクトを通じて、楽しみながらプログラミングを学べる、自由な雰囲気の教室です。

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