Vol.24 「問いを立てる力」が未来を切り拓く
1. 違和感から生まれた問い
普段、プログラミングスクールで生徒と対話し、笑い合い、共に学びを進める時間。
自分にとってはまさに「楽しくて、やりがいに溢れる瞬間」です(^^)
ところが、レッスンを終えると──
「そういえば、まだあの雑務が残っている…」
と、急にどっとストレスが押し寄せてきます。
なぜ、同じ「仕事」のはずなのに、感じ方がまったく違うのでしょうか?
2. オードリー・タンさんの言葉に出会って
私にとって、仕事とは常に新しいものを生み出す習慣です。
仕事は創作の時間、生活はリラックスの時間、私の毎日はこの二種類の異なるリズムでできています。このリズムのどちらがいつ起こり、いつ停止するかはそのときの気持ち次第です。
気持ちは時間によって分けられるのではなく、空間によって分けられます。つまり、私は何時何分に仕事を始め、何時何分に退社するかにはこだわりません。しかし、私の休息空間にはキーボードがないので、この空間では仕事モードにならないのです。
オードリー・タン『何もない空間が価値を生む』より引用
この一節に、「ああ、私も同じことを感じていたんだ」と腑に落ちました。
3. 「創造モード」と「義務モード」の落差
創造モード:
- 生徒と笑い合いながら進めるレッスン
- 時間を忘れるほど没頭し、疲れもストレスも感じない
義務モード:
- 請求書作成や事務連絡などの「やらねば」リスト
- 手をつける前からストレスを感じ、始めるのにエネルギーを要する
この二つは、同じ「仕事」という言葉でくくられていても、心が受け取る質がまるで違います。
※注 正確には、生徒とのレッスンは仕事と感じたことがほぼありませんが、この記事では便宜上、一度くくります。
4. モード切り替えを自分でデザインする3つのステップ案
意味づけを再フレーミングする
- 雑務も「生徒の学びを支える大切なピース」と捉え直す
- たとえば「月末集計」は「次回の授業をより良くするための情報集め」と考える
環境で境界をつくる
- 教室に置くのは「楽しい想像力を沸き立たせる」アイテムだけを置く
- 業務用デスクでは「出来るオレ的な」のお気に入り文具とタスクリストを広げる
小さな達成感を可視化する
- 手書きのチェックリストに、さもすごいことを成し遂げたようなチェックマークをつける →終わったら数分休憩は大事
5. まとめ
「仕事は時間ではなく、創造するモードを習慣化すること」──
オードリー・タンさんの言葉を借りつつ、みなさんも自分に問いかけてみませんか?
あなたが本当に「没頭できる瞬間」を増やすためには、まずは小さな環境づくりかもしれません(^^)
読んでくださり、ありがとうございました。
感想やあなたなりの「モード切り替えアイデア」があれば、ぜひコメントで教えてください!




