Vol.34 「私には向いていない?」~プログラミング学習に潜むアンコンシャス・バイアスに気づこう~
「これを知る者は、これを好む者にしかず。
これを好む者は、これを楽しむ者にしかず。」(論語)
これは、論語にある孔子の有名な言葉です。
私はこの言葉がとっても大好きで、日々の学びの場づくりにおいても大切にしています。
学びとは、単に知識を身につけることではない
それは「自己成長」
であり、「継続的な探求」
であり、「実践を通しての発見」
であり、
時には「うまくいかなかったことからの反省と改善」
でもあります。
でも、そうした積み重ねを誰かに言われて、「はい!わかりました!」なんて・・・・
そんな簡単にはいきませんよね(><)
だってそんなこと説明されたりしたらめんどくさそうに感じるんだもの。
こういった学びの本質を自然に続けていくためには、やはり
「楽しさ」
こそがとても大きな力になると考えていて、もしかしたら、学びの本来の楽しさを取り戻す唯一の突破口なのではとさえ思っています。
よく考えてみれば、新しいことを知ることは、普通は楽しいはずなのです。
ゲームで新しいアイテムの隠し場所を知ったときはワクワクしますし、
趣味としてやっているスポーツがあれば、新しい手順や考え方で、これまでにない成果を上げることが出来ることを知れば・・・・
誰しもが飛んで喜ぶはずです。
学びは本来楽しいもののはず
今自分が運営しているプログラミングスクールや学習塾においても、やはりとても意識しています。
- 「もしかしたらこれ面白いんじゃない?」
- 「いいアイディアが思い浮かんだんだけど!聞いて!」
そんなセリフが飛び交う教室を毎週行っています。
一人ひとりがテキストに縛られない自由な発想のゆるされる空間で、先生も生徒と一緒になって、笑いながら勉強したり、発見したりする。
そうやってみんなが楽しみながら取り組んでいるうちに、
気づけばはっきりとした「スキル」が身につき、
思考が深まり、
学びがより高いレベルへと昇華していきます。
知る → 好きになる → 楽しむ → 深く学ぶ
自然でとっても豊かな学びの流れですよね(*^^*)
算数や国語といった古くから色んな教育論を積み重ねてきた科目でもきっと、そういったアプローチはできるのですが、プログラミング教育ぐらいまだ浅い(※日本においては)歴史の科目(※正確には学習活動のこと)のほうが、凝り固まってなくて手段として使いやすいかなと考えています。
あなたにとっての「楽しい学び」
とはどんなものでしょう?
それをだれかと一緒に探すことが、新しい世界を広げるカギになると、信じています。




