[連載1-2] 何のためにプログラミングを学ぶ?【地方の小さなプログラミングスクールから見える風景#3】
変わる学びの風景
5分も立たずに椅子を揺らして集中力の途切れる子どもたちが、45分間、または90分間もの間集中して、また、熱中して取り組めて、かつ、生徒同士で自然に教え合い、良い作品が出来たなら他の人に見せて、見た方も素直に感動して、それをまた真似て新しい取り組みを始める・・・
そんな光景、見たことありますか?
学校などの教育現場でも、お子さんを持つ保護者さまからも、時折こういった「子どもの集中力」についての問題をよく耳にします。
プログラミングスクールに来られるきっかけとしても、そのような悩みを持って、入会申し込みやご相談に来る方も比較的多いのが現状ですが、いざ、スターティングPCスクールのスクールに通い始めてみたり、学校などでプログラミング出前授業をしたりすると、あっという間にパソコンやテクノロジー、プログラミングに興味を示して、時間さえも忘れて彼らは「勉強」をしてくれます。
プログラミングと普段の学びとは、一体何が違うのでしょうか?
「遊び」の延長線上にある「学び」
これまで述べ1,000名以上の小中高等学校での生徒に出前授業をしたりしていると見えてくるのは、
「生徒自身がどうしてもやりたい」から集中して学んでいる
ということ。
ゲーミフィケーションという言葉を利用して説明されたりするこの現象は、
まるでゲームを遊ぶように、生徒自身が楽しく熱中するうちに、「クリア」するために必要な手段や方法を考え、時には周りの大人(先生)や別の生徒に聞いたりしながら一つ一つ取り組んでいき、いっしょに考え、学び合い、そして喜びを共有する。
そこには自然とチームが生まれ、コミュニケーションが自発的に発生し、プレゼンまでする生徒まで現れ始めます。
個々の得意不得意や、進捗の差はあれど、それをみんなで協力し合って補おうとする力が働き、全体的にはお互いに優しいコミュニケーションが包まれて一体感が出るのも特徴で、先生と生徒の垣根もありません。
ここで大事なのは、『あくまで生徒本人が「楽しくて楽しくて仕方ないぐらい熱中している」ので新しく知らないことを学ぶ事を苦痛に感じない』という点です。
プログラミング教育は、そういった自然な流れで成立していく「個別に最適化された場」を大事にしつつも、それぞれが主体的に「次の学び」へとどんどん無理なく進めていける環境を提供できるものだと感じています。
もちろんそんな「場」の生成には、そのためには先生側が「ティーチャー」ではなく、「ファシリテーター」として優しく導いてあげる必要性もあります。
2020年度からいよいよ始まったプログラミング教育。
ぜひ教材やテキストに囚われることなく、子どもたちが真に主体的になれるようなツールの一つとして活用されればと期待しています。
Stapa Programmer's Guildについて
Stapa Programmer's Guild は、高知県高知市内にある小さな地方のプログラミングスクール
でもそんな地域の小さなスクールだけど、日本最大級の開発コンテストに生徒を送り出したり、多くの学校でのプログラミング出前授業や教員研修を行ったり、海外も含めた年間1200件以上オンラインレッスンを実施しています。
~「遊び」が「学び」に変わる教室~
そんな Stapa Programmer's Guild に、ぜひ一度お越しください。
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Stapa Programmer's Guild