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土居郁男

プログラミング教育で生徒の「生きる力」を一緒に見つけるプロ

土居郁男(どいいくお) / プログラミング講師

スターティングPCスクール(Stapa Programmer’s Guild)

コラム

地方にはセンセイがいない【地方の小さなプログラミングスクールから見える風景#1】

2021年4月14日 公開 / 2021年4月22日更新

テーマ:プログラミング教育

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: プログラミング教育

地方にはプログラミング教育を教えられる人が少ない


「東京だと空きがないくらいプログラミングは普通に子どもたちの生活の中にある」
ある記事でそんなニュースを目にした。

そうなのか・・・?
では、地方の現状はどうだろう?
地元高知県は少子高齢化や産業の問題など課題ばかりがある『課題先進県』と揶揄されることもある県だ。
調べてみるとたしかに、4年前に僕が起業したころにはほとんど無かったにもかかわらず、今となっては、多くの「プログラミング教室」が誕生した。
数だけ見ると本当に頼もしい。
ライバルも多くなるともいえるけれど、それ以上に、学生にとってプログラミングを学べる機会が多くなるのはとても良いことだと思う。

ただ、そのほとんどが、いわゆる「ロボット教室」で、全国的な企業のフランチャイズばかりという点にやはり目がいってしまう。
中には、CMなども頻繁に打ち出している学習塾の大手が「プログラミングも学べる」としてのぼりを出したりもしているが、実態は「動画」や「テキスト」を見て同じように操作することで先生が不在でも実施できるような学習環境・・・そんな前時代的な「パソコン教室繁栄時代」を踏襲するような環境が多いのが気にかかるし・・・・1年も経たずに教室をたたむような光景も多く目にする。

ある全国的に有名な企業からのプログラミングアプリ教材の導入におけるお誘いメールにはこのように書いてあった。

『小学生に【本格的なプログラミング学習】を【プログラミングの専門講師無しで】提供できるサービスでございます。』

果たして、プログラミングとはいつの間に「暗記」して「習得できる」ものとなったのであろうか。
こんな文章にも疑問が湧いてしまったが、その教材を採用して起業し教室を開く人も多い。

プログラミングとは「手段」の一つにしかすぎない


そもそも論として、
「プログラミング」=計画の立案。特に、コンピュータのプログラムを作る仕事。▷ programming
とある通り、プログラミングそのものは「目標ではない」。

10人いれば10人ともが違う考え方を持っているように、それぞれが心に持つ目標やその手段さえもまた違ってくる。
プログラミングは、そんな個々の持つ目標を達成するための一つのツールにしかすぎない。
必要なければ、PCを触る必要さえ無いのだ。

ただ、もうすでにその渦中にあると言える「第4次産業革命」の現代においては、AIやIoTに代表される新しい革新的なテクノロジーがどの分野の産業においても活用され、その担い手となる将来のための人材育成が急がれていることもあり、どうあっても、ITについてほとんどの子供たちが基本的な「素養」を身につけておいた方がいいのは当然の流れになっている。

話が少しずれたが、
その上記の「素養」の中でやはり最も忘れてはならないのは、Computational Thinkingという考え方だ。
「プログラミング的思考」という小学校の学習指導要領の中の言葉も、そのComputational Thinking(コンピュテーショナルシンキング)の考え方の中の一部分にしかすぎず、

プログラミング教育は、
・問題を発見する力
・コンピュータを活用した課題の分析と、コンピュータを活用した問題解決アイデアの発想力
・アイデア実現するための思考力・表現力
・粘り強く仲間と協働して成し遂げる態度
といった、総合的にコンピューター「も」活用できる力が重要となる。

同じ流れの動画や決まったテキストで提供される、
・「どの生徒にも同じように」
・「同じテキストで」
・「同じ順番で」
・「同じ成果を求める」
ような教育方法は、プログラミング教育の求めるところを本当の意味では達成し得ないものと感じてしまう。

保護者に求められるプログラミングスクールを見極める目


でも実際に地方には先生となる人材が少ない。
まず、大企業や県外企業がメインターゲットの人口が少なくなる地方に根差してプログラミング教室を開くのは、コストやリスクは多いが、対するメリットは薄弱で手を出しづらい。
また、同様の理由で継続性に欠けるため、教室を開校したところで都会のようにすぐに集客に成功するわけではなく体力を要する。
これは人材においても言えることで、最初から「プログラミングを教える講師になりたい」と考える地方の人材はまだまだ少なく、日々変わりゆく業界の流れや学校現場でのニーズに応えられる、あるいは学習し続けられる人材となると探し出すのが本当に至難ので、中にはプログラミング教育市場が高まるので儲かると思ってという理由だけで参入を検討する話も聞いてしまった。

地方における人口減少や少子高齢化、産業の衰退などの負のループは「学習の機会」にまでも影響をもたらしている。
まさに「学習の機会の貧困」が発生しているのが地方の現状なのだろう。

【プログラミングを知らない先生が教えるプログラミングスクール】が乱立する恐れのある、そういった地方において、プログラミングスクールに通わせる選択をする消費者である保護者は、より賢く見極める目が必要とされてしまう。

そのスクールは、本当に我が子にとって「未来を生き抜く力の素養を身につけられるのか」。

まずは体験学習などにも積極的に伺って、慎重に通わせるプログラミングスクールを選んでほしいと思う。

Stapa Programmer's Guildについて

Stapa Programmer's Guild は、高知県高知市内にある小さな地方のプログラミングスクール
でもそんな地域の小さなスクールだけど、日本最大級の開発コンテストに生徒を送り出したり、多くの学校でのプログラミング出前授業や教員研修を行ったり、海外も含めた年間1200件以上オンラインレッスンを実施しています。

~「遊び」が「学び」に変わる教室~

そんな Stapa Programmer's Guild に、ぜひ一度お越しください。
教室のHPはこちらから

Stapa Programmer's Guild

この記事を書いたプロ

土居郁男

プログラミング教育で生徒の「生きる力」を一緒に見つけるプロ

土居郁男(スターティングPCスクール(Stapa Programmer’s Guild))

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