風景のある家
土佐市に160年前に築造した寺院は老朽化により立て直しを行いました。クライアントとの協議の上、伝統技術を引き継ぐ為、組み物など一部の部材の再利用し伝統技術を生かしつつ、再利用出来ない部分は新設によりそれぞれの技術が共存しています。又、屋根瓦下地土も伝統を引き継ぐ為、一部壁土に再利用し小舞壁に施工しました。軸組は伝統的な組み方を行い大工工事の技術も次世代に伝える事を行っています。又、地震にも耐える技術として、制振ダンパーの設置により160年以上の耐久力を想定しました。他にも寺院金物、欄間なども伝統を繋ぐ為、再利用としています。