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穂盛正明

高知の地盤を知り尽くした地盤調査・補強工事のプロ

穂盛正明(ほもりまさあき) / 地盤品質判定士

有限会社グランドワークス

コラム

最近の時事より

2014年4月4日 公開 / 2021年1月7日更新

テーマ:地盤調査

コラムカテゴリ:住宅・建物

某作曲家?のゴーストライター騒ぎや
某博士?の不正、ねつ造、改ざん騒ぎと、
マスコミによるヒーローの創出っぷりや、
ヒールをあぶり出しての叩きっぷりには
いささか違和感を覚えます。
彼らが振りかざすペンによる正義という物は
そもそも民意の代表ではないですし、
そこには社会的制裁という名の
暴力性をも感じてしまいます・・・
一般大衆向けにあれほど持ち上げた人々には
全く責任はないのでしょうか?

さて、本題ですが、
この両騒ぎの根底にある問題を考えてみると
その屋台骨である資料やデータの存在性や信頼性が
破綻してしまった事にそれぞれ起因しています。
その物自体が良い物か悪い物なのか、
また、その物自体が存在するのかどうかさえ
判断できなくなってしまっています。
今までそうした資料やデータは往々にして
「責任者が責任を持ってやっているはず」
との前提で、チェックする側も行なって来ました。

では地盤調査ではどうでしょうか?
通常の地盤調査業務の流れでは、
依頼してからデータが出て来るまでの中身は
(大変ありがたい話ですが)全て業者まかせであり
その殆どがブラックBOXといっても過言ではありません。
現場で作業状況を確認するくらいしかできないですし、
「そこ」で行った調査が「この」データであるかどうか
正直なところ、それを証明する事すら難しいからです。
設計士さんは、基礎の図面を引くだけでなく
どんな調査方法にするか、どのデータを採用するか
その責任さえも担保する事になります。

そこで私たち(有)グランドワークスでは、
より信頼性を高めるために
「第三者電子認証システム」を採用しています。



このシステムにはGPSが搭載しており、
調査データや写真に調査位置の緯度経度や
作業の日時がデータに自動で刻印されます。
それらのデータは、ネット回線により、現場から
サーバーへと直接転送されロックされます。
これら一連のオペレーションによるデータのみが、
存在性や非改ざん性の高いデータとして、
電子認証という第三者からの「証」を
地盤データとしては唯一、取得することができるのです。
最近では、沈下事故物件などの訴訟物件の
地盤調査としての採用機会も多くなってきました。
ご希望によりPDFデータでの電子納品も可能です。

せっかくの家作り!信頼のできるデータを採用しましょう!
「信頼」と「安心」のために
             「根拠」と「履歴」を次の世代に!

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