下水道グループ助成金工事①②
下水道普及率と下水道水洗化率を簡単にネタにしようかと書いていたのですが、それにはいろいろな法律や解釈がからんで、収拾がつかなくなりましたのでネタとしてはボツにしました(ーー゛)
いや、ここってコラムですから専門的なことを書いたら裏を取るのが大変なので(;^_^A
浄化槽の設置と下水道の接続と両方やっているのですから、それぞれのメリット、デメリットもそりゃいっぱい知っています。
ですのでそれを語り出すと、工事の紹介に行きつかなくなる(行きつかなくなった)のでその話はここまでということで・・・
ということで下水道のプロ!いよいよ着工です!
まずは墨出しをしてコンクリートを切断
しばらくすると浄化槽の汲み取り清掃に来てくれました
この場所には4トン車が入ってこれないので2トン車で来たのですが、なんと3回も汲取らないと全部を取り切れないというでっかい浄化槽でした(@_@)二人で来て熟練の方がもう一人に教えもって汲み取りをして、ビックリするほどきれいに汲取っていただきました('◇')ゞ
このあと壊しもって内部を撤去するので本当にありがたいです!
汲み取りが終わると、ちょうど休憩時間になったのでちょっと一杯
もちろん僕らはコーヒーの方です!
神様には御神酒を
僕は佐川もんですから司牡丹があれば絶対買うのですが、調達した近くのコンビニにはなかった
長い間お世話になりました( ˘人˘ )
そしてまずは底に穴を開けます
浄化槽も全部は取り除けませんので水が浸み込んでも溜まらないようにどっさり開けます
場所によっては開けた場所から地下水が噴き出すこともよくあります
そんな場合は浮力で宇宙戦艦ヤマトのように地下から浮いてきても怖いでしょう?(;゜Д゜)
そのあと消毒液を散布
そしてやっと解体です。この年代の浄化槽のスラブコンクリートは固いことはわかっているので
2トンのユンボにブレーカーを付けて「ガガガガッ」っと壊します
それにしても厚い
最終的にここまで解体して、中身を取りのぞきます
取り除いた浄化槽の中身
砂で埋め戻したあと浄化槽の流入部分から配管を新しくして、下水道へ接続してまた埋める
水締めしながら埋めてきて満タンに砂を入れて締めてもまたこれだけ締まります
さらに満タンにして
また締める
さらに満タンにしてを繰り返して、やっと締固めが終了
翌日
コンクリート打設の準備をして
コンクリートを補修
養生期間はコーンで囲って、乾いたら撤収して掃除をすれば完了です
目的は同じ「下水道水洗化工事」ですが
業者によって工事の方法(手段)は様々です
経験上、浄化槽があった部分をどんなに締固めをしても絶対に下がらないようにはできません
ですが、できる限り下がらないようにはしたいので、全部壊しています
浄化槽のマンホールから砂を入れて締めてももろくに締まらないことは分かり切っているので
なにより、マンホールの丸い穴をコンクリートで埋めた跡が自分の家なら絶対嫌なので( ̄▽ ̄;)
おまけ
工事前は浄化槽の手前のマスともう一つ手前のマスには結構な水が溜まってました
そこのマスは今回の工事ではさわらないんですが、少しコンクリートを壊す範囲を広げて浄化槽を解体撤去後にそのマスの方へ地下から掘り進めて配管を下げると
おっとというぐらい溜まっていた汚水が流れてきてマスの水たまりは解消されました
この写真じゃわかりにくいですね(-_-;)
これは見積もりをしたときから【ついで】にやると決めていたことです(見積外)
今回は?施主さんにも言ってません
(ついでが思ったより苦労したときは言うたりもしますが、ついでなんで追加はもらいません)
なぜそんなことをするのか
小学校の時の登下校時に、笹船を作って水路に流して追いかけたり、長靴の中を水浸しにしながら水をせき止めたり・・・
いまだにそれに近い感覚で滞留している水は流したいんですかねー
(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾ナガレロナガレロ
ってのは冗談で(あるかもしれんけど)やっぱ頼んでくれた施主さんのために出来ることはやっちゃりたい!ってのが一番ですかね(・´з`・)
でも、水道は圧力でどうとでも流れるし見えませんが、排水は自然の法則に従って流れてみることもできます。だから面白んですよねー
むっちゃしんどいけど(;´Д`)
でも好きでプロやってます( ̄ー ̄)b