実は0.5%の差でも大きい?住宅ローン借り換えのチェックポイント

西山隆詞

西山隆詞

テーマ:お金の話


最近、「住宅ローンの金利、上がってきてるって聞いたんですけど、うちも今のうちに見直した方がいいですかね?」というご相談をよくいただきます。

実際、2025年6月のフラット35(団信込み・融資率9割以下)の金利は、

・15〜20年で 1.50%
・21年以上で 1.89%

と、少しずつ上がってきている状況です。

今後どう動くかは読めませんが、「まだ低いうちに借り換えておいた方がいいかも」と感じる方が増えているのも、自然な流れかもしれません。


借り換えメリットが出やすい“3つの目安”

じゃあ、どんな方が「借り換えたほうがよさそう」かというと、目安になるのがこの3つです。

・ローン残高が1,000万円以上ある方
・返済期間が10年以上残っている方
・今の金利と1%以上の差がある方


たとえば、今の住宅ローン金利が3%近くある方なら、1.89%のフラット35に借り換えることで、利息の総額がかなり下がる可能性があります。

とはいえ、この3つすべてに当てはまっていなくても、一部の条件がそろっていれば、借り換えによるメリットが出るケースもあります。

たとえば、

・返済期間が15年以上ある
・借入残高が2,000万円以上ある


こういった場合は、金利差が0.5%程度でも、総支払額で数十万〜100万円以上差が出ることもあります。


実は…金利差が0.5%でも得になるケースも

実際、「そんなに変わらないと思ってたけど、試算したらけっこうな差が出ました」という方も少なくありません。

ポイントは、「諸費用まで含めてもトータルで得になるかどうか」。これは実際にシミュレーションしてみないとわかりません。

気になる方は、簡易的な試算をご一緒にすることもできますし、ご希望であれば、信頼できる金融機関をご紹介することも可能です。


団信の“あり・なし”や家族構成の変化で、必要な保険も変わる

そして、意外と見落とされがちなのが「生命保険の見直し」です。

借り換えた住宅ローンに団信がついている場合と、団信なしで借りている場合では、備えるべき保障の内容も変わってきます。

また、最初にローンを組んだときと今とでは、お子さんの成長や家計状況など、生活環境が大きく変わっている可能性もあります。

たとえば、万一のときにローン残債がゼロになったとしても、教育費や生活費、残されたご家族の暮らしを支えるには、別の備えが必要になることも。

「団信があるから大丈夫」と思い込まずに、一度保険の中身を見直してみると、意外とスッキリ整理できたり、必要な保障が明確になったりすることもあります。

このタイミングで保険を見直しておくと、家計も気持ちも整いやすくなります。

実際に見直ししてみると、毎月の保険料を下げながら、必要な保障をしっかり確保できるケースも少なくありません。


私自身も、実は借り換えをしました

ちなみに私自身も7年前にフラット35で家を建てたんですが、実は昨年ローンを借り換えました。

支払額のメリットはそこまで大きくなかったんですが、その代わりに三大疾病付きの団信をつけられたのが決め手でした。

この年齢になると、そういった保障はものすごく魅力的だなと、身をもって感じた出来事でした。

また同時に、生命保険の内容も見直しを実行。保障の重なりをなくして、家計もスッキリ。「やっぱりやってよかったな」と感じています。



住宅ローンと保険は、知らないうちに重なり合っていることが多いものです。ご自身では気づきにくいことも、一緒に見直してみると意外とスッキリするかもしれません。

よかったら、いつでも気軽に声をかけてくださいね。またいつでも、高知駅北口でお待ちしています。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

西山隆詞
専門家

西山隆詞(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャルアライアンス株式会社 高知支店

高知駅北口の総合保険代理店はベテラン揃い。保険が全く分からない方でも納得の見直しができるよう丁寧にアドバイス。解決策は保険会社30社以上のいいとこどりプランにて。子育て世代の保険選びは特に強み。

西山隆詞プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

保険の悩みや疑問を笑顔で解決するプロ

西山隆詞プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼