住宅ローンを組んだら生命保険は増やす?減らす?

西山隆詞

西山隆詞

テーマ:生命保険について

どうも。高知駅から徒歩3分の保険ショップFA高知の西山です。

今日は新築の火災保険のご相談が続いています。

住宅ローンを組んでお家を建てる場合、お家のお引き渡し(もしくは金消契約)までに火災保険に加入しないといけないケースがほとんどです。

お家の条件によって、7~10社のお見積りを見ていただいて各社の特徴をお話させていただき、

「○○ではこんなに保障のことを説明してくれなかった!」
「こうやって比べてみると分かりやすいですね。」

なんてお声もたくさんいただくんですが、火災保険のご相談時に一緒にお話するのが生命保険のお話です。※ご希望の方のみ詳しくご説明します。

「家を建てるときは生命保険の見直し時期ですよ。」

なんとなく聞いたことがあると思います。

これを聞くと「借り入れ(住宅ローン)が増えたからまた生命保険を増やせ!っていうんでしょ?」と思われるかもしれませんが、果たして本当でしょうか?


●家を建てる時に生命保険を見直す理由


まず生命保険、特に死亡保障の基本的な考え方からですが、ほとんどの方にとって死亡保障に加入する目的は、「万が一の時も家族が困らないように。」という目的で加入されてるはずです。

ですので、「いくらお金があったら困らないのか?」を計算する必要があるんです。

この、「いくらお金があったら困らないのか?」を、専門用語では「必要保障額(ひつようほしょうがく)」と言います。

これを計算して生命保険を組み立てると無駄のない、かつ安心できる保険が出来上がるんですね。

この「必要保障額」、今日はすごくざっくりな話ですが、

●住居費(家賃、住宅ローンなど)
●これからの生活費
●子どもが大きくなるまでの教育費
●お葬式代

なんかを合計して計算するんです。

※本当は、ここから万が一時の「配偶者の収入」や「遺族年金」を差し引いて、足りない金額を「必要保障額」として計算しますが、今日は割愛。また今度詳しく。)


お家を建てる前に賃貸アパートに住んでいて、お父さんが万が一の時も賃貸アパートに住み続けるなら必要保障額は
必要保障額1
ですが、住宅ローンを組んでお家を建てると、万が一時は住宅ローンがチャラになるので、必要保障額は
必要保障額2
になりますね。

※一般の金融機関住宅ローンの場合は基本、団体信用生命保険に強制加入なので。


見ての通り、このように住宅ローンを組んでお家を建てると(団体信用生命保険に別で加入するので)、「必要保障額」は減るんですね。

増えるんじゃないんです。減るんですよね。

当然、保障を下げて見直すと保険料は安くなりますよね。

何度も言いますが、ほとんどの方にとって、生命保険は「万が一の場合に残されたご家族が儲ける為に入る」のではなく、「万が一の場合も家族が困らないように」入るのが本来だと個人的には思っています。

もし、掛け捨てで必要以上の保障に加入されてる場合は見直して、お子さまの教育費や、老後の資金に充てるのも一つの「家計の見直し」ですね。

まあそんな感じで。

「お家を建てるときは生命保険の見直しの時期ですよ。」ご理解いただけましたでしょうか?

今日は「住宅ローンを組んだら生命保険は増やす?減らす?」についてお話しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


PS、
あくまで計算上のお話ですので、これらを頭に入れながら「いくら必要か?」に加えて「いくら残したいか?」を検討してくださいね。

また、実際に保険の見直しの際には、現在の保障だけでなく、「いくらの保障がいつまで」続くのか?」を確認しておくと、将来の見通しもつくと思います。

あなたの保険選びの参考に少しでもなれば幸いです。



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西山隆詞
専門家

西山隆詞(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャルアライアンス株式会社 高知支店

高知駅北口の総合保険代理店はベテラン揃い。保険が全く分からない方でも納得の見直しができるよう丁寧にアドバイス。解決策は保険会社30社以上のいいとこどりプランにて。子育て世代の保険選びは特に強み。

西山隆詞プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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