赤を効果的に使う
こんにちは、鈴木香加です。
先日谷中を散歩して、ドーナツを食べました。
カフェでゆっくりコーヒーとともに食べていたのですが、気づいたことが2つ。
まずは、
1、ドーナツの穴の食べ方について。
そして、そちらのドーナツ屋さんは8種類もドーナツがあるのですが、その味の種類とパッケージの色分けをしていることから、
2、5感と色の連想について。
分かりやすくお話できると思いましたので筆をとりました。
1、ドーナツの穴の食べ方
不思議ですよね?ドーナツの穴。
ドーナツを食べていると、穴の部分を食べてないのに気付くと消えています。
そこで、このドーナツの穴の美味しい食べ方はないか、という疑問を持ちました。
グーグルで、検索・・・ドーナツの穴 食べ方。
たくさん出てきました。かなり古くからの議論だったようです。個人的に、たくさんの仲間がいてうれしいです。
問題は、哲学や技巧的すぎるので、なかなか実践しにくく、また膨大な資料の数で、読めば読むほど分からなくなります。
そんなうちに、
ドーナツの作り手のことを考えたら、「ごちゃごちゃ考えてないで、早く食べなさい!」と叱られそうなので、
真っ先に飲み込むように食べる
という方法がマナーであり、何も考えず美味しく食べられる方法と気づきました。
それに、穴の部分を早く食べてなくしてしまえば、
ドーナツは、見通しの良くなる非常に縁起の良い食べ物になります。
気分も上がります!(笑)
カジュアルな結婚式にもいいかもしれません。
クロカンブッシュならぬドーナツタワーのウェディングケーキなど、
お二人の将来の見通しが良くなりそうです。
スピーチのネタにも困りません。
さて、本命の
五感と色の連想の話に行きましょう。
ここからが私の専門分野です。よろしくお願いします(笑)
2、五感と色の連想
色は目で見る視覚的なものですが、脳で情報を分析しますから、
単なる色だけでなく、そこからの連想として情報処理されることがよくあります。
そのため、本来は視覚の情報としての色が、他の5感に連動することがあります。
たとえば、先ほどのドーナツ屋さんでは、抹茶の味のパッケージのシールは、落ち着いたグリーンです。原料の抹茶の色とリンクして、味も想定できるわけです(もっともこの場合は、ドーナツ自体もグリーンですが)。
面白いのは、ココアとチョコチップです。
両方ともチョコレート関連のものですが、見分けを付けるときには違う色のシールを選ばなくてはいけません(色の識別性・地下鉄の路線図など)。
皆様は、どんな色を使ってココアとチョコを色分けできますか?
こちらのドーナツ屋さんでは、ココアをパウダーピンクに、チョコチップをブラウンにしています。素敵なセンスですね。
ココアというと、乳濁した優しいブラウンです・・・パーソナルカラー夏タイプのブラウンにも、ココアというカラーがあります。パウダーピンクもまた、乳濁したパステルカラーの夏タイプのピンクですから、トーンが一致しています。
お店の方は、素晴らしい感覚の持ち主ですね。
お店のセンスを見るのにも、色彩感覚は役立ちます。
3、まとめ
2の最初にお話しましたように、
色という本来視覚的なものが脳で情報処理されるため、
違った5感への連想ということが起こります。
先に話したドーナツとそのパッケージのシールの色の話は、
味と高度な色の連想の例ですが、
何故こちらを例に挙げたかと言いますと、
パーソナルカラーも色の連想という現象が起きるものだからです。
パーソナルカラーは、単なる似合う色だけでなく、
その色の連想からの
似合うメイクイメージ・ファッションスタイルはもちろん、
似合うフレグランスというような違った五感に及んでいます。
それを理論としてパターン化したのがパーソナルカラーの理論なのです。
ですから、似合う色なのにイマイチ・・・ということが起きている方は、
色の連想と不一致が生じているのかもしれません。
センスアップのためには、似合う色を知るだけでなく、そのパターン化されたイメージも合わせていくといいと思います。
その意味で、パーソナルカラー診断だけでなく、カラーレッスンもおススメいたします。
ドーナツの穴から色の世界をのぞいたら、存在するのか?しないのか?不思議な世界を感じることができるかも(笑)
ありがとうございます。