アパレル業界の方へ ~意外と知らない色のはなし2~
おはようございます。鈴木香加です。
いよいよ年末。時折、今年を振り返りなどしています。
今年一番の衝撃は、民間宇宙飛行士のAさんとの対話・・・「宇宙で美容やったら?」
私の中では、流行語大賞です。
さて、そこで宇宙空間における美容について考える意義。
まずは、過酷な労働をしている宇宙飛行士の生活のうるおい、QOL(クオリティーオブライフ)向上。
作業効率があがること、と
水を使えない環境でのシャンプー、ヘアセットの開発の可能性。
カットした髪の処分の工夫。
介護現場にも役立ちそうです。
手と足の役割が変わる・・・無重力空間で手で壁を付いての移動・足で物をとる生活の中で、
美容が既存のやり方が通用しなくなること。
おそらく編み込みのバリエーションと無重力空間を生かした髪の流れの組み合わせなどの新発想スタイルの開発。
・・・いろいろ既存の常識を破壊することによる発想に、宇宙空間には必要と可能性を感じます。
私はカラーリストなので、
布を当てたパーソナルカラー診断の方法が変わる
光が変わるので、似合う色の理論が応用化される・・・例えば、
地球の光が当たる部分では、ブルーベースの色が美しく、
月の光が当たるところでは、イエローベースが美しいのではないか、とかロマンを感じます。
私のロマンはともかく実際面からは、
宇宙空間での色(識別性)による「生活や作業の安全」をご提案させていただきたく思います。
暗闇なので、光の色がよろしいかと思います。
地上ではイルミネーション技術から実験を重ねていくと、無理なく開発できます。
宇宙空間では、何色の光が・・・おそらく明度の最も高い「白」が一番なのでしょうが、
「白」だけでは目が疲れます。
宇宙服のオレンジはチャレンジ精神をもたらしますが、疲労が増すこともあります。
どこかに「緑」が必要と考えます。
人間関係・安心・リラックス・・・波長も穏やかで、赤のように血流を活発にするなどの体への作用が少ないです。
「緑」それ自体は目立たないかもしれませんが、カラ―コーディネートによる識別性の向上は可能かと思います。
単色で識別してきた既存概念の発展ですね(笑)
これが開発されると、夜間の車の運転や飛行機の飛行がより安全になります。
法律の世界では、安全・安心あっての自由・・・まずは宇宙空間も含めて、生活には安全の確保が最優先です。
当たり前なのですが、宇宙飛行士Aさんのおかげさま、とても深い意味になりました。
宇宙飛行士の存在の大きさを感じました。
12月の美しいイルミネーションを見ながら、より良い未来に変わるのではないかと楽しみを感じる今日この頃です。
ありがとうございます。