アパレル業界の方へ ~意外と知らない色の話~
おはようございます、鈴木香加です。
本日は定休日ですが、日頃できないことをするので意外と多用です。
昨日のアメーバブログで、仕事のできる男性のスーツスタイルの
ご提案を書いたのですが、
シンプルだけど、カッコイイ!
とお声をいただきましたので、こちらでも編集してお伝えします。
四十八茶百鼠とは、
江戸時代に出された奢侈禁止令のもと、
48の茶と100の鼠色で
庶民は茶と鼠色の着物をフルに楽しんだという粋な話です。
こんな四十八茶百鼠・的な発想のおしゃれのご提案です。
前置きはこれまで。
男性がお読みになるので、直球で行きましょう!
パーソナルカラーリストの私のおすすめは、ずばりネイビーです。
理由は、色合いは多少の違いがありますが、
パーソナルカラータイプのすべてに、ネイビーはベーシックカラーであります。
ざっくりというと、理論的には、だれでも似合うんです。
しかも、
グレーのように、無機質感がなく【感情的無機質】、
黒のように、威圧感がなく、
茶のように、似合う似合わないが少ないです。
ネイビーは、白いワイシャツとも相性が良いです。
そして、~似合う~という効果からくる「若々しさ」
その青特有の、清潔感と安心感、
暗めの色の持つ安定感、
信頼につながります。
営業の方は、お客様に信用を得やすくなりますし、
上司との関係も、フレッシュな明るさと安心感のバランスが良いように思います。
先ほど白いワイシャツと申しましたが
ネイビー×ホワイトの組み合わせは、コントラスト感。
ネイビーの色の重さをとり、顔色を明るく見せます。
・・・ただ顔色が悪い方は、純白を選ぶと青白くなりますので、
オフホワイト(見た目は白ですが、純白に少し黄が入った色)にするなど、
白にもバリエーションで工夫されるとよいでしょう。
ピンクのシャツなど、色で解決する方法もありますが、
今回は、あえて四十八茶百鼠の発想で、いきましょう。
ところで、白のワイシャツで清潔感・きちんと感が出るのに
一気に台無しになってしまう着こなしがあります。
気にしていただけたら、と思います。
両襟の接する点の部分が開いていることです!
だらしなくなります。
クリーニングのアイロンが甘く、サイドに襟がゆるんでいる方もお見かけします。
第一ボタンの上のアイロンが上手にかかっている人は、
一流、仕事のできる、風格を感じます。
とはいえ、
急にそういわれても・・・・・という方は、「ダウンボタン」の襟で簡単に演出ができます。
お試ししてみてください。
さあ、ネイビーのスーツに白いワイシャツまで話して、
ネクタイは?
になりますよね?(笑)
はい、おススメはやはり「ネイビー」です。
アクセントカラーとして楽しむ場所と思われがちですが、
あえての2色づかいです。
配色的には、赤でトリコロール配色など
素敵に演出はできますが、
相手を尊重する営業や対・上司では主張しすぎますよね。
ひとくちに「ネイビーのネクタイ」と言っても、
柄物もあります。織で見せるものもあります。
自分らしく演出してみましょう!
例えば、
パーソナルカラー夏タイプは、小柄のデザイン
パーソナルカラー冬タイプは、幾何学的なデザイン
パーソナルカラー春タイプは、人が見つけないような面白いデザイン
(発掘上手な方が多いので、ハードルを上げます・笑)
パーソナルカラー秋タイプは、ペーズリー柄など
ネイビーを基調にささやかに隠し味を入れてください。
2色配色なので、意外と目立ちます。お気を付けください。
ネイビーも、四十八茶百鼠ではありませんが、
以上のように、
色合いはもちろん、織り・柄・素材など、様々なものがあります。
ミニマムな中に自分らしさをもつのが、「粋」なのではないでしょうか・・・
ということで、おススメの一つとしてご提案させていただきます。
ご参考にしていただけましたら、光栄です。
ありがとうございます。