現役エンジニアとして先進のIT技術に精通し、企業や社会に新たな価値をもたらす（3/3）

培った知識や技術を惜しみなく社会や地域に還元し、豊かな未来へ

　「哲英」とは、「経験を通じて英知を養い、自身の存在意義を問い続ける」という経営理念の〝英知と哲学〟に由来します。また、矢野さん自身と父の名前の一字でもあるそう。
　「父は日雇いの大工でした。子どもの頃、父がものをつくる姿に憧れたことが原点にあり、尊敬の念を込めました」

　独立した当初は、経営・ITコンサルティング業からスタートし、ソフトウエア開発、プログラミング教室と、数年ごとに新たな事業に挑んできました。
　「一カ所にとどまるより、いろいろな場を知る」を信条に、CSR（企業の社会的責任）活動も幅広く取り組みます。経済産業省のデジタル化推進事業「みらデジ」の説明会で登壇したり、国家資格・情報処理技術者の問題作成などにあたる試験委員として活動したり。例を挙げるときりがないほど、多方面で頼れる存在です。

　また、趣味のテニスをはじめ、スポーツ愛好家として、地域のスポーツ振興にも寄与します。スカッシュの地元選手や、プロバスケットボール・Bリーグの地元チームなどをサポートしています。

　「ものをつくって、お客さまに喜んでいただき、自分も成長できるのがエンジニアとしての醍醐味。一つの成果に満足せず、その先を探求し続けたことが、今につながっています。テクノロジーを活用して、新たな価値を企業や人に提供し、社会の幸せに貢献していきたいですね」と矢野さん。目まぐるしく変化するITの世界で、しなやかに挑戦し続けます。

（取材年月：2023年3月）

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⇒ソフトウエア技術者として、企業支援や教育で経験知を発揮